コードのリファクタリング
リファクタリングの手順:インデックス への移動
リファクタリングとは、コードの機能を変更せずに構造的な変更をコードに加える機能のことです。選択的なリファクタリング操作により、多くの場合、よりコンパクトで読みやすく効率的なコードにすることができます。RAD Studio には、できるだけ効果的かつ効率的にコードを再構成するのに役立つ一連のリファクタリング操作が用意されています。
リファクタリング操作は Delphi と C++ で使用できます。
[リファクタリング]メニューまたはコード エディタのコンテキスト メニューから、すべてのリファクタリング コマンドにアクセスできます。
また、一部のリファクタリング コマンドは、モデリング ペインである[ダイアグラム]ビューや[モデル ビュー]からもアクセスできます。
すべてのリファクタリング操作に対して、取り消し機能が使用できます。一部の操作は、標準の[元に戻す]メニュー コマンド(Ctrl+Z
)を使って取り消すことができるのに対して、名称変更のリファクタリング操作には固有の取り消し機能があります。
コード エディタでのみサポートされているリファクタリング操作
Delphi コードや C++ コードをコード エディタで編集する際には、以下のリファクタリング操作を使用できます。
- [リファクタリング|変数の宣言...]
- [リファクタリング|フィールドの宣言...]
- [リファクタリング|メソッドの抽出...]
- [リファクタリング|リソース文字列の抽出]
- [リファクタリング|パラメータの変更...]
- [リファクタリング|ユニットの検索...]
- [検索|リファレンスの検索]
- * 同期編集を使用する(Delphi、 C++)-->
- 識別子名の変更([リファクタリング|名前の変更...]を使用)(Delphi と C++ に共通)
- 新しい変数の宣言([リファクタリング|変数の宣言...]を使用)(Delphi の場合)
- 新しいフィールドの宣言([リファクタリング|フィールドの宣言...]を使用)(Delphi の場合)
- コード断片からのメソッドの作成([リファクタリング|メソッドの抽出...]を使用)(Delphi の場合)
- 引用符付き文字列のリソース文字列への変換([リファクタリング|リソース文字列の抽出]を使用)(Delphi の場合)
- 手続きや関数のパラメータの変更([リファクタリング|パラメータの変更...]を使用)
- ユニットの検索と追加([リファクタリング|ユニットの検索...]を使用)(Delphi の場合)
- 参照の検索([検索|リファレンスの検索]を使用)(Delphi)
- 同期編集モードの使用(Delphi と C++ に共通)
コード エディタとモデリング ビューの双方でサポートされているリファクタリング操作
コード エディタでも、UML モデリングで使用されるモデリング ビュー([ダイアグラム]ビューと[モデル ビュー])でも使用できるリファクタリング操作は以下のとおりです。
- メンバの移動([リファクタリング|移動...]を使用)
- インターフェイスの抽出([リファクタリング|インターフェイスの抽出...]を使用)
- スーパークラスの抽出([リファクタリング|スーパークラスの抽出...]を使用)
- メンバの "プル アップ" および "プッシュ ダウン"([リファクタリング|メンバのプル アップ...]および[リファクタリング|メンバのプッシュ ダウン...]を使用)
- "安全な削除"([リファクタリング|安全な削除...]を使用)
- 変数のインライン化([リファクタリング|変数のインライン化...]を使用)
- フィールドの導入([リファクタリング|フィールドの導入...]を使用)
- 変数の導入([リファクタリング|変数の導入...]を使用)
- [リファクタリング]ペインの表示([表示|リファクタリング]を使用)