セッション名の指定
メモ: ボーランド データベース エンジン(BDE)の使用は推奨されません。今後 BDE は機能拡張されません。たとえば、BDE では Unicode がサポートされていません。BDE を使用して新たに開発しないことをお勧めします。既存のデータベース アプリケーションを BDE から dbExpress に移行することを検討してください。
セッションの SessionName プロパティは、データベースとデータセットをセッションに関連付けられるようにセッションに名前を付けるのに使用します。デフォルトセッションの SessionName は「Default」です。作成する追加セッションコンポーネントの SessionName プロパティには、それぞれユニークな値を設定しなければなりません。
データベースとデータセットの各コンポーネントには、セッションコンポーネントの SessionName プロパティに対応する SessionName プロパティがあります。データベースまたはデータセットコンポーネントの SessionName プロパティを空白にしておくと、それらのコンポーネントは自動的にデフォルトセッションに関連付けられます。データベースまたはデータセットコンポーネントの SessionName には、作成したセッションコンポーネントの SessionName に対応する名前を割り当てることもできます。
次のコードは、デフォルトの TSessionList コンポーネント Sessions の OpenSession メソッドを使って新しいセッションコンポーネントを開き、そのコンポーネントの SessionName を「InterBaseSession」に設定し、セッションをアクティブにして、既存のデータベースコンポーネント Database1 をこのセッションに関連付けます。
var IBSession: TSession; ... begin IBSession := Sessions.OpenSession('InterBaseSession'); Database1.SessionName := 'InterBaseSession'; end;
TSession *IBSession = Sessions->OpenSession("InterBaseSession"); Database1->SessionName = "InterBaseSession";
複数 Sessions の管理については、「複数のセッションの管理」を参照してください。