デフォルトのデータベース接続動作の指定
メモ: ボーランド データベース エンジン(BDE)の使用は推奨されません。今後 BDE は機能拡張されません。たとえば、BDE では Unicode がサポートされていません。BDE を使用して新たに開発しないことをお勧めします。既存のデータベース アプリケーションを BDE から dbExpress に移行することを検討してください。
KeepConnections は、実行時に作成される暗黙的なデータベースコンポーネントの KeepConnection プロパティのデフォルト値を与えます。KeepConnection は、データベースコンポーネント用に確立されたデータベース接続を、そのデータベース接続のすべてのデータセットが閉じられたときにどうするかを決めます。True(デフォルト)の場合、アクティブなデータセットがなくても持続的、または persistent なデータベース接続が維持されます。False の場合、すべてのデータセットが閉じると、ただちにデータベース接続も切断されます。
メモ: データモジュールまたはフォームに明示的に入れるデータベースコンポーネントの接続の持続性は、そのデータベースコンポーネントの KeepConnection プロパティによって制御されます。設定が異なる場合、データベースコンポーネントの KeepConnection がセッションの KeepConnections プロパティより常に優先します。セッション内のデータベース接続を個別に制御する方法については、「データベース接続の管理」を参照してください。
リモートサーバー上のデータベースに関連付けられたすべてのデータセットを頻繁に開いたり閉じたりするアプリケーションの場合、KeepConnections を常に True に設定しておく必要があります。True の場合、セッションの存続中に接続を一度開いて閉じるだけで済むので、ネットワークのトラフィックが減り、データアクセス速度が向上します。True でない場合は、接続を閉じたり再確立するたびに、データベースのアタッチおよびデタッチのオーバーヘッドが発生します。
メモ: セッションの KeepConnections が True の場合でも、DropConnections メソッドを呼び出せば、すべての暗黙的データベースコンポーネントに関連する非アクティブなデータベース接続を閉じて解放することができます。DropConnections については、「非アクティブなデータベース接続の切断」を参照してください。