パラメータの変更の概要(Delphi)
手続きや関数のパラメータの追加や削除は、よく行われる操作ですが、退屈なプログラミング作業です。 RAD Studio には、この作業を自動するための パラメータの変更... リファクタリングがあります。 [パラメータの変更...]を使用して、手続きや関数のパラメータの追加、削除、および再配置ができます。
このリファクタリングを使用するには、コード エディタで手続き名や関数名を選択し、 [リファクタリング|パラメータの変更...]を選択します。
[パラメータの変更...]リファクタリングを使用すると、次のような手続きや関数シグネチャの衝突が生じる場合があります。
- 子孫クラスが、リファクタリング対象のメソッドをオーバーライドしたメソッドを持つ場合。 このメソッドをリファクタリングすると、リファクタリング対象のメソッドをオーバーライドしたメソッドもリファクタリングされます。
- 子孫クラスが、リファクタリング後のバージョンと同じシグネチャを持つ、オーバーロード バージョンのメソッドを持つ場合。 このメソッドをリファクタリングすると、オーバーロードはオーバーライドに変わります。
- 子孫クラスに元のシグネチャと一致するオーバーライドされるメソッドが含まれている場合。 このメソッドをリファクタリングすると、オーバーライド は オーバーロード に変わります。
メモ: パラメータを削除した場合は、削除したパラメータを使用するあらゆるメソッド コードを手動で削除する必要があります。
メモ: Delphi では、ジェネリック メソッドに対して[パラメータの変更...] 操作を適用できます。