プロパティの保存と読み込み
プロパティの作成:インデックス への移動
Delphi では、フォームおよびフォームのコンポーネントをフォーム ファイル(VCL アプリケーションでは .dfm
ファイル、FireMonkey アプリケーションでは .fmx
ファイル)に保存します。フォーム ファイルには、フォームとそのコンポーネントのプロパティが保存されています。ユーザーが作成したコンポーネントがフォームに追加される場合、そのコンポーネントは、保存時に自らのプロパティをフォーム ファイルに書き込むことができなければなりません。同様に、Delphi に読み込まれるときや、アプリケーションの一部として実行されるときには、コンポーネントは自分自身をフォーム ファイルから復元する必要があります。
コンポーネントでは、自分自身の表現の保存とそこからの読み込みの機能も継承しているので、ほとんどの場合、ユーザーが何もしなくても、コンポーネントでフォーム ファイルを扱えます。ただし、時には、コンポーネントによる自分自身の保存方法や読み込み時の初期化方法を変更した方がよい場合があります。そのため、基礎的なメカニズムを理解する必要があります。
プロパティの保存と読み込みについては、以下の点を理解しておく必要があります。