プロパティの型

提供: RAD Studio
移動先: 案内検索

プロパティの作成:インデックス への移動


プロパティはどのような型にもすることができます。型が異なると[オブジェクト インスペクタ]での表示も異なります([オブジェクト インスペクタ]では設計時に代入されたプロパティを確認できます)。

[オブジェクト インスペクタ]でのプロパティの表示:

プロパティの型 扱い方

単純

数値、文字、文字列のプロパティは、それぞれ数値、文字、文字列として表示されます。プロパティの値は直接編集できます。

列挙

列挙型(論理型を含む)のプロパティは、編集可能な文字列として表示されます。値の列をダブルクリックして指定可能な値を順に切り替えることもできますし、指定可能なすべての値が表示されるドロップダウン リストもあります。

集合

集合型のプロパティは、集合として表示されます。プロパティをダブルクリックすると、集合を展開してそれぞれの要素を論理値として扱うことができます(集合に含まれていれば true)。

オブジェクト

それ自体がクラスであるプロパティは、多くの場合、独自のプロパティ エディタを備えています(このエディタはコンポーネントの登録手続きで指定されます)。プロパティに保持されるクラスに独自の published プロパティがある場合には、[オブジェクト インスペクタ]で(ダブルクリックして)展開するとそれらのプロパティのリストが表示され、個別に編集することができます。オブジェクト プロパティは TPersistent から派生したものでなければなりません。

インターフェイス

インターフェイスであるプロパティは、コンポーネント(TComponent の下位クラス)で実装されているインターフェイスが値であれば、[オブジェクト インスペクタ]に表示することができます。インターフェイス プロパティは、多くの場合、独自のプロパティ エディタを備えています。

配列

配列プロパティは、独自のプロパティ エディタを備えている必要があります。[オブジェクト インスペクタ]に配列プロパティの編集機能が組み込まれていないためです。プロパティ エディタはコンポーネントの登録時に指定することができます。