プロパティの宣言

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プロパティを宣言する場合は、通常、そのプロパティのデータを格納する private フィールドを宣言したあと、プロパティ値の読み取りと書き込みを行うメソッドを指定する必要があります。メソッドを使用してプロパティ値を読み取る代わりに、データが格納されているフィールドを指定するだけでよいこともよくあります。

以下の図形コントロールの場合、現在の図形を格納するフィールドを宣言します。次に、そのフィールドを読み取り、メソッド呼び出しを通じてそのフィールドに書き込むプロパティを宣言します。

次の宣言を TSampleShape に追加します。

type
  TSampleShape = class(TGraphicControl)
  private
    FShape: TSampleShapeType;  { field to hold property value }
    procedure SetShape(Value: TSampleShapeType);
  published
    property Shape: TSampleShapeType read FShape write SetShape;
  end;

class PACKAGE TSampleShape : public TGraphicControl
{
private:
    TSampleShapeType FShape;
    void __fastcall SetShape(TSampleShapeType Value);
__published:
    __property TSampleShapeType Shape = {read=FShape, write=SetShape, nodefault};
};

あとは、SetShape を実装するだけです。