メッセージ リンクとメソッドを関連付ける

提供: RAD Studio
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メッセージ リンクは、受信側クラスのメソッドに関連付けることができます。 これらのメソッドは既存のメソッドから選択することも、作成することもできます。 メッセージのコンテキスト メニューにある 2 つのコマンド [追加][メソッドの選択] により実行します。

[オブジェクト インスペクタ]オペレーション フィールドからメソッドの名前を変更できます。 新しいメソッドを作成するか、古いメソッドの名前を変更するかどうかを確認するダイアログ ボックスが表示されます。

次の方法でメッセージ リンクとメソッド(オペレーション)を関連付けます。

  1. 既存のメッセージ リンクに新しいメソッドを作成する
  2. 既存のメソッドとメッセージ リンクを関連付ける
  3. メソッドのリンクを解除する

既存のメッセージ リンクに新しいメソッドを作成するには:

  1. 2 つのオブジェクト間にメッセージ リンクを作成します。 受信側オブジェクトは、クラスをインスタンス化する必要があります。
  2. メッセージ リンクのコンテキスト メニューで、[追加] を選択します。 サブメニューから [メソッド][コンストラクタ] または [デストラクタ] を選択できます。

    メモ: デストラクタが利用できるのは、C++ プロジェクトのクラスのみです。

  3. サブメニューから必須オペレーションの種類を選択します。

ヒント: 受信側オブジェクトがクラスをインスタンス化していない場合は、コンテキスト メニューで [追加] コマンドが利用できません。 受信側オブジェクトがインターフェイスに関連付けられている場合は、メソッドのみがメッセージ リンクに関連付けできます。

結果: 新しいオペレーションが受信側オブジェクトのクラスに作成されます。 メッセージ リンクには、選択したオペレーションの種類に従ってオペレーション名のラベルが付きます。

メソッドを選択した場合は、ラベルは Method<n> ():return_type です。

デストラクタを選択した場合は、ラベルは ~<Classname>() です。 デストラクタ オプションは [追加] コマンドのサブメニューでは無効です。

[オブジェクト インスペクタ]オペレーション フィールドから分類子に新しいメソッドを作成できます。 たとえば、[オペレーション] フィールドで、method_name(parameter_types):return_type と入力できます。 parameter_types の入力は省略可能です。 メソッドがクラスに存在しない場合は、作成するために確認ダイアログが開きます。 メソッドがクラスに既にある場合は、メッセージ リンクがそのメソッドに対して自動的に設定されます。

既存のメソッドとメッセージ リンクを関連付けるには:

  1. 2 つのオブジェクト間にメッセージ リンクを作成します。 受信側オブジェクトは、クラスをインスタンス化する必要があります。
  2. メッセージ リンクのコンテキスト メニューで、メソッドの選択 を選択します。 サブメニューに受信側クラスのオペレーションのリストが表示されます。
  3. リストに必要なオペレーションが見つからない場合は、一覧... をクリックして、受信側クラスの次の 20 メソッド(継承されたオペレーションを含む)を表示します。
  4. 必須オペレーションを選択します。

結果: 関連付けられたオペレーションが利用可能なメソッド、コンストラクタまたはデストラクタのリストから選択されます。

分類子で既にインスタンス化されているオブジェクトの異なる分類子を関連付けることを選択する場合は、オペレーション プロパティが設定されている、すべてのメッセージ リンクがテキストとして自動的に保存されます。ただしメソッド シグネチャが、新しくリンクされた分類子内で別のメソッド シグネチャと一致する場合を除きます。

メソッドのリンクを解除するには:

  1. メッセージ リンクを選択します。
  2. メッセージ リンクのコンテキスト メニューから、メソッドの選択解除 を選択します。

結果: メッセージ リンクとオペレーション間の関連は除外されます。 ただし、このオペレーションは受信側クラスでは維持されます。

オブジェクトから分類子のリンクを解除し、そのオブジェクトに、オペレーション プロパティで、リンクが解除された分類子のメソッドが設定された、受信メッセージ リンクがある場合は、メッセージ リンクからメソッドのリンクを解除するか、テキストとして保存することを確認するダイアログが表示されます。 テキストとして保存するオプションを選択すると、オペレーション プロパティに疑問符が表示され、オペレーションはダイアグラム上で赤字で表示されます。 この機能の目的は、ユーザーが、メッセージ リンクにリンクされたすべてのメソッドのすべてのシグネチャを維持できるようにすることです。 オブジェクトをクラスで再びインスタンス化したとき、疑問符がなくなります。 リンクされた分類子にメソッドがない場合に、メソッドを作成することを確認するダイアログが開きます。 メソッドのシグネチャが分類子の既存のメソッドに一致する場合は、ダイアログ ボックスが開きません。

関連項目