リファクタリング操作をプレビューし適用する
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大抵のリファクタリング操作ののプレビューは、[リファクタリング]ペイン(Delphi)や、[パッチの適用]ペイン(C++)で行うことができます。 一部のリファクタリングはすぐに実行され、プレビューを見ることはできません。 プレビューには、リファクタリング エンジンがリファクタリング操作をどう評価し、さまざまな種類の識別子やその他のリファクタリング対象にどう適用するかが表示されます。 プレビューはデフォルトの動作として設定されています。 リファクタリング操作をプレビューする場合、エンジンはバックグラウンド スレッドでリファクタリング情報を収集し、集まった情報をその都度書き込みます。
リファクタリング操作をすぐに適用する場合、操作はやはりバックグラウンド スレッドで行われますが、モーダル ダイアログが現れて UI での作業ができなくなります。 操作の情報収集段階でリファクタリング エンジンがエラーを検出すると、リファクタリング操作は適用されません。 エンジンがリファクタリング操作を適用するのは、情報収集段階でエラーが発生しなかった場合だけです。
目次
Delphi において、名称変更操作をプレビューし適用するには:
Delphi において、名称変更操作をプレビューし適用するには、次の手順に従います:
- コード エディタで識別子を右クリックしてコンテキスト メニューを表示します。
- [リファクタリング|名称変更 <識別子の種類> "<識別子の名前>"...]コンテキスト メニュー コマンドを選択します。 この[名称変更]コンテキスト メニュー コマンドは状況依存し、選択した識別子の実際の名前 <識別子の名前> とその種類 <識別子の種類>(メソッド、型、変数、フィールドなど)が表示されます。 このコマンドで[<識別子の種類> 名 "<識別子の名前>" を変更]ダイアログ ボックスが開きます。
- [新しい名前]テキスト ボックスに識別子の新しい名前を入力します。
- [リファクタリングの前に参照を表示]チェック ボックスをオンにします。
- OK をクリックします。 これにより[リファクタリング]ペインが開き、名称変更の対象になり得るすべての項目が階層構造で一覧表示されます。 そこからコード エディタ内での各項目にジャンプすることができます。
- [リファクタリング]ペインで[リファクタリングの適用]アイコン をクリックし、すべてのリファクタリング操作を適用します。
メモ: [リファクタリングの前に参照を表示]オプションをオフにすると、[OK]をクリックした後に、変更のプレビューなしに、リファクタリングの操作が即座に適用されます。
メモ: リファクタリング操作から項目を削除するには、[リファクタリング] ペインで項目を選択し、ツールバーで [リファクタリングの削除]アイコン をクリックします。
警告: リファクタリング エンジンがエラーに遭遇した場合、リファクタリングは適用されず、[リファクタリング]ペインには登録されたエラーのリストを表示されます。
リファクタリング ターゲットに[リファクタリング]ペインからジャンプするには:
- [リファクタリング]ペインに表示されたノードのいずれかを展開します。
- ターゲット リファクタリング識別子をダブルクリックして、コード エディタで強調表示させます。
- コード エディタにて、変更作業を行います。
警告: コード エディタで項目を変更した場合、リファクタリング操作はできません。 リファクタリング処理の間に任意のファイルに変更を行った後、リファクタリングを再度適用する必要があります。
C++ での名称変更操作のプレビューと適用
C++ での名称変更操作のプレビューと適用を行うには、以下のステップに従います:
- コード エディタで識別子を右クリックしてコンテキスト メニューを表示します。
- [リファクタリング|名称変更...] コンテキスト メニュー コマンドを選択します。 これにより、[名称のシンボル]ダイアログ ボックスが表示されます。
- テキスト フィールドに、識別子の新しい名前を入力します。
- [適用する前に変更をプレビューする]チェック ボックスを選択し、プロジェクト ファイルへの変更をプレビューします。
- [OK]をクリックして[パッチの適用]ペインを開くと、名称変更する可能性のある、すべての項目の階層リストが表示されます。 コード エディタでのこれらの項目の場所に、それぞれジャンプすることができます。
- [適用]アイコン を、[パッチの適用]ペインでクリックし、すべてのリファクタリング操作を適用します。
メモ: [適用する前に変更をプレビューする]オプションをオフにすると、[OK]をクリックした後に、変更のプレビューなしに、リファクタリングの操作が即座に適用されます。
メモ: リファクタリング操作から項目を削除するには、[パッチの適用] ペインで項目を選択し、ツールバーで [削除]アイコン をクリックします。
警告: リファクタリング エンジンがエラーに遭遇した場合、リファクタリングは適用されず、[パッチの適用]ペインには登録されたエラーのリストを表示されます。
リファクタリング ターゲットに[パッチの適用]ペインからジャンプするには:
- [パッチの適用]ペインに表示されたノードのいずれかを展開します。
- ターゲット リファクタリング識別子をダブルクリックして、コード エディタで強調表示させます。
- コード エディタにて、変更作業を行います。
警告: コード エディタで項目を変更した場合、リファクタリング操作はできません。 リファクタリング処理の間に任意のファイルに変更を行った後、リファクタリングを再度適用する必要があります。