ローカル シンボル情報（Delphi）
Delphi コンパイラ指令のリスト：インデックス への移動
|
種類 |
スイッチ |
|
構文 |
{$L+} または {$L-} {$LOCALSYMBOLS ON} または {$LOCALSYMBOLS OFF} |
|
デフォルト |
{$L+} {$LOCALSYMBOLS ON} |
|
スコープ |
グローバル |
解説
$L スイッチ指令は、ローカル シンボル情報の生成を有効または無効にします。ローカル シンボル情報には、モジュール内のすべてのローカル変数の名前と型、そして定数が含まれます。つまり、モジュールの implementation セクションのシンボルと、モジュールの手続きおよび関数内のシンボルが含まれます。
ユニットの場合、ローカル シンボル情報は、ユニットのオブジェクト コードと一緒にユニット ファイルに記録されます。ローカル シンボル情報があると、ユニット ファイルのサイズが増加するため、このユニットを使用するプログラムをコンパイルするときに、より多くのメモリが必要になりますが、実行可能プログラムのサイズや速度には影響しません。
{$L+} の状態でプログラムやユニットをコンパイルすると、統合デバッガで、モジュールのローカル変数を調べたり変更することができます。さらに、モジュールの手続きや関数の呼び出しをメニューの［表示｜デバッグ｜呼び出し履歴］で調べることができます。
$L スイッチは、通常、$D スイッチとともに使用されます。$D スイッチは、デバッグ用の行番号テーブルの生成をオンまたはオフにします。コンパイラが {$D-} 状態にある場合は、$L 指令は無視されます。