文字列を作成する
この VCL アプリケーションの作成は以下の手順で行われます。
- TButton コントロールおよび TComboBox コントロールを持つ VCL フォームを作成するには：
- TButton OnClick ハンドラへの文字列を作成するコードを記述します。.
- アプリケーションを実行します。
TButton コントロールおよび TComboBox コントロールを持つ VCL フォームを作成するには：
- ［ファイル｜新規作成｜その他...｜Delphi プロジェクト（または %C++Builder% プロジェクト）］ を選択し、［VCL フォーム アプリケーション］アイコンをダブルクリックします。VCL フォーム デザイナ が表示されます。
- ツール パレットの［Standard］ページから、フォームに TButton、TLabel、TComboBox コンポーネントを配置します。
文字列作成プロシージャを記述するには：
- フォーム上で Button1 を選択します。
- オブジェクト インスペクタの［イベント］タブで、OnClick アクションをダブルクリックします。 コード エディタ が、TForm1.Button1Click（Delphi）、または、TForm1::Button1Click（C++）のイベント ハンドラ ブロックにカーソルがある状態で表示されます。
- Delphi の場合は、カーソルを予約語 begin の前に置き、Return キーを押します。 これで、コード ブロックの前に新しい行が作成されます。
- Delphi の場合は、作成された新しい行にカーソルを置き、以下の変数宣言を入力します。
var StringList: TStrings;
- C++ の場合は、以下の変数宣言を入力します。
TStrings *StringList;
- コード ブロック内にカーソルを置き、以下のコードを入力します。
StringList := TStringList.Create;
try
with StringList do begin
Add('Animals');
Add('Cats');
Add('Flowers');
end;
with ComboBox1 do begin
Width := 210;
Items.Assign(StringList);
ItemIndex := 0;
end;
Label1.Caption := 'Flowers has an index of ' +
IntToStr( StringList->IndexOf( 'Flowers' ) );
finally
StringList.free;
end;
- C++ の場合は以下のとおりです。
StringList = new TStringList();
try {
StringList->Add( "Animals" );
StringList->Add( "Cats" );
StringList->Add( "Flowers" );
ComboBox1->Width = 210;
ComboBox1->Items->Assign( StringList );
ComboBox1->ItemIndex = 0;
Label1->Caption = "Flowers has an index of " +
IntToStr( StringList->IndexOf( "Flowers" ) );
} __finally {
StringList->Free();
}
アプリケーションを実行するには
- プロジェクト ファイルを保存します。［実行｜実行］を選択して、アプリケーションをビルドおよび実行します。フォームに、コントロールが表示されます。
- ボタンをクリックします。 文字列、'Animals'、'Cars'、'Flowers' が、ListBox のリスト内にアルファベット順に表示されます。Label キャプションに、次のメッセージ文字列が表示されます： 'Flowers has an index value of 2'。
- ComboBox に、矢印をクリックし、ドロップダウン リストを展開します。TButton イベント ハンドラに追加された文字列が、現れます。