新しいコンポーネントの作成
コンポーネント作成の詳細:インデックス への移動
このトピックでは、コンポーネントを作成して設定する方法を説明します。
コンポーネントを作成する手順は以下のとおりです:
これで、最低限の機能を持つコンポーネントを[ツール パレット]に組み込めるようになります。 組み込んだ後は、新しいコンポーネントをフォームに追加して、設計時にも実行時にもテストできます。 その後、コンポーネントにさらに機能を追加し、[ツール パレット]を更新して、テストを続けることができます。
新しいコンポーネントを作成するときに必ず実行する基本手順があります。 その手順は以下のとおりですが、このドキュメントに含まれている他の例では、この手順の実施方法を理解していることを前提としています。
- 新しいコンポーネントのユニットを作成します。
- コンポーネントを既存のコンポーネント型から派生させます。
- プロパティ、メソッド、イベントを追加します。
- コンポーネントを IDE に登録します。
- コンポーネントのビットマップを作成します。
- コンポーネントを IDE に組み込めるように、パッケージ(特別なダイナミック リンク ライブラリ)を作成します。
- コンポーネントとそのプロパティ、メソッド、イベントの使用方法をユーザーに説明するヘルプ ファイルを作成します。
メモ: ヘルプ ファイルの作成は省略可能です。
上記の作業が終わった時点で、完成したコンポーネントには以下のファイルが含まれています。
- パッケージ ファイル(.BPL)
- コンパイル済みパッケージ ファイル(.DCP)
- コンパイル済みユニット ファイル(.DCU)
- パレット ビットマップ ファイル(.DCR)
- アプリケーション アイコン
- 新しいコンポーネントを表すアイコンとして、ビットマップを作成することができます。 [プロジェクト|オプション...|アプリケーション] ダイアログ ボックスを使って、アプリケーションのアイコンを指定します。
- ヘルプ ファイル
- 通常は HTML ヘルプの .CHM です。 WinHelp の .HLP を使用できるのは、プラットフォームで WinHelp がサポートされている場合か、WinHelp32.exe ビューアを Microsoft Download Center (http://www.microsoft.com/downloads/en/default.aspx)からダウンロードした場合のみです。