新しいコンポーネントの作成

提供: RAD Studio
移動先: 案内検索

コンポーネント作成の詳細:インデックス への移動

このトピックでは、コンポーネントを作成して設定する方法を説明します。

コンポーネントを作成する手順は以下のとおりです:

  1. ユニット ファイルの作成
  2. コンポーネントの派生
  3. コンポーネントを登録する

これで、最低限の機能を持つコンポーネントを[ツール パレット]に組み込めるようになります。 組み込んだ後は、新しいコンポーネントをフォームに追加して、設計時にも実行時にもテストできます。 その後、コンポーネントにさらに機能を追加し、[ツール パレット]を更新して、テストを続けることができます。

新しいコンポーネントを作成するときに必ず実行する基本手順があります。 その手順は以下のとおりですが、このドキュメントに含まれている他の例では、この手順の実施方法を理解していることを前提としています。

  1. 新しいコンポーネントのユニットを作成します。
  2. コンポーネントを既存のコンポーネント型から派生させます。
  3. プロパティ、メソッド、イベントを追加します。
  4. コンポーネントを IDE に登録します。
  5. コンポーネントのビットマップを作成します。
  6. コンポーネントを IDE に組み込めるように、パッケージ(特別なダイナミック リンク ライブラリ)を作成します。
  7. コンポーネントとそのプロパティ、メソッド、イベントの使用方法をユーザーに説明するヘルプ ファイルを作成します。

メモ: ヘルプ ファイルの作成は省略可能です。

上記の作業が終わった時点で、完成したコンポーネントには以下のファイルが含まれています。

  • パッケージ ファイル(.BPL)
  • コンパイル済みパッケージ ファイル(.DCP)
  • コンパイル済みユニット ファイル(.DCU)
  • パレット ビットマップ ファイル(.DCR)
  • アプリケーション アイコン
新しいコンポーネントを表すアイコンとして、ビットマップを作成することができます。 [プロジェクト|オプション...|アプリケーション ダイアログ ボックスを使って、アプリケーションのアイコンを指定します。
  • ヘルプ ファイル
通常は HTML ヘルプの .CHM です。 WinHelp の .HLP を使用できるのは、プラットフォームで WinHelp がサポートされている場合か、WinHelp32.exe ビューアを Microsoft Download Center (http://www.microsoft.com/downloads/en/default.aspx)からダウンロードした場合のみです。

トピック

関連項目