[カスタム ジェスチャ デザイナ]

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[カスタム ジェスチャ デザイナ]を開くには、次のいずれかを実行します。

  • [カスタム ジェスチャ]ダイアログ ボックスで[作成...]をクリックします。 [カスタム ジェスチャ デザイナ]が開き、何も書かれていないジェスチャ フィールドが表示されます。
  • [カスタム ジェスチャ]ダイアログ ボックスで記録済みジェスチャを 1 つ選択し、[編集...]をクリックします。 [カスタム ジェスチャ デザイナ]が開き、選択したジェスチャが編集フィールドに表示されます。

新規ジェスチャを描画し、名前を付け、テストし、記録できます。さらに記録されている既存のジェスチャを編集できます。 さらに、ジェスチャの線にポイントを追加/削除でき、ジェスチャの表示をズーム イン/ズーム アウトできます。 詳細は、「アプリケーションでジェスチャを使用する」を参照してください。

項目 説明

[名前]

このダイアログ ボックスで作成する新規ジェスチャを記録する前は "名称未設定" が表示されます。 新しいジェスチャの名前をここに入力します。 作成したジェスチャを保存するには、[ジェスチャを記録]ボタンをクリックします。 アプリケーションに対して記録したすべてのジェスチャが .dfm ファイルに保存され、[カスタム ジェスチャ]ダイアログ ボックスに一覧表示されます。

[感度]

ジェスチャの入力で許容できる変動を制御します。つまり、実行時に選択ジェスチャを検証するときに、ジェスチャ エンジンが使用する誤差のマージンと偏差の要求レベルを調整します。 作成する各ジェスチャの感度を設定できます。 ジェスチャに高い感度を設定すると、感度を低く設定した場合よりも、詳細レベルでジェスチャに一致する必要があります。 デフォルトは 80% です。

[一方向 (単一の開始ポイント)]

編集フィールドのジェスチャに 1 つの開始ポイントがあることを示します。 すべての標準ジェスチャは一方向です。 TStandardGesture 列挙型を参照
デフォルトはオンです。

メモ:2 つの開始ポイントがあるジェスチャは Vcl.Controls.TInteractiveGestureOption 列挙型(igRotate や igTwoFingerTapRotate など)です。

[ポイント]

編集フィールドで描画するジェスチャを構成する線上にある、すべてのポイントの X/Y 座標を一覧表示します。 X 軸と Y 軸(原点)から開始して、ジェスチャ自体の終了ポイントで終了します。 ツールバー ボタンで選択ポイントにポイントを追加(または削除)できます。 ジェスチャの形を変更するには、次の操作を実行します。

  • 線を編集フィールドでクリックしドラッグします。
  • X 列または Y 列の座標を選択し、そこの値を変更します。

<ジェスチャの編集フィールド>

[カスタム ジェスチャ デザイナ]の大編集フィールドにより、アプリケーションのカスタム ジェスチャを描画できます。 ジェスチャの線を編集するには、クリックしてドラッグするか、[ポイント]リストで X/Y 座標を変更します。

InsertPoint.png [ポイントを挿入]

選択ポイント(赤い円の中心)と線上で前(開始ポイント側)にあるポイント間の直線上に新しいポイントに追加します。 線にポイントを追加すると、さらに正確にジェスチャを再現する必要があります。

DeletePoint.png [ポイントを削除]

選択ポイント(赤い円の中心)でジェスチャから単一ポイントを削除し、ジェスチャで次(終了ポイント側)のポイントと線上の前のポイント間で直線を描画します。

ZoomIn.png [ズーム イン]

目的を確認し、編集するために、ジェスチャの表示を拡大します。

ZoomOut.png [ズーム アウト]

目的を確認し、編集するために、ジェスチャのサイズを縮小します。

PlaySimulation.png [ジェスチャのシミュレーションを再生]

編集フィールドでジェスチャを構成するために必要な動作を示します。 ジェスチャの開始ポイントから太字の青線が描画され、終了ポイントに到達します。

RecordGesture.png [ジェスチャを記録]

[名前]フィールドの名前で、編集フィールドに描画されたジェスチャを記録します。 ジェスチャは現在のアプリケーションに関連付けられ、.dfm ファイルに保存されます。

TestGestureCOLOR.png [ジェスチャをテスト]

カスタム ジェスチャの入力をテスト(練習)できます。 ジェスチャのテストの入力ボックスが表示され、ジェスチャを行うために必要な動作が青色の丸いカーソルによってアニメーションで示されます。 ジェスチャで使用する相対開始位置も示されます。 次のメッセージが表示されます。

マウスまたはタッチ スクリーンを使ってここにジェスチャを入力します。

ジェスチャを再現しようとしたときに、ずれの許容範囲([感度]設定により決まります)から何度も外れる場合は、次のメッセージが表示されます。

認識されないジェスチャ

モデルに一致するジェスチャを描画すると、次のメッセージが表示されます。

認識されたジェスチャ

ShowSensitivityCircles.png [ポイントの感度範囲を表示]

線上の各ポイントに対して、その周りに感度範囲が薄い緑色の円で表示されます。 感度の円を大きくすると([感度]設定を小さくする)、ユーザーがジェスチャを再現しやすくなります。

  • ジェスチャの[感度]を小さく設定すると、感度の円が大きくなります。
  • [感度]を大きく設定すると、円が小さくなります。

ShowConflictDetails.png [競合の詳細を表示]

有効になったときには、描画したジェスチャと別の既存のジェスチャの間に競合が存在しています。 競合があるジェスチャを描画すると、次のメッセージが表示されます。

警告 <n> 個の潜在的な競合が検出されました。詳細についてはここをクリックします。

警告メッセージをクリックし、[OK]ボタンをクリックします。 [ジェスチャの競合]ダイアログ ボックスが開き、描画したジェスチャに類似したジェスチャの名前と、類似度(%)が表示されます。

  • [カスタム ジェスチャ デザイナ][感度]を増加させると、一部の競合が除外できます。
  • [感度]を減少させると、競合が増える可能性があります。

関連項目