[グラフ]ウィンドウに継承階層を表示する
型リストで複数の型を選択し、その継承関係をグラフィカルに表示することができます。C++ クラス エクスプローラ([C++ クラス ブラウザ])の[グラフ]ウィンドウでは、アプリケーションの管理対象ユニット(.cpp ファイルと .h ファイルのペア)に含まれている型であるかどうかにかかわらず、型の継承階層を表示することができます。たとえば、VCL に含まれている型を選択すると、[グラフ]ウィンドウにはその継承階層が表示されます。
型の継承階層を表示するには:
- C++Builder で、対象となる C++ プロジェクトを開きます。
- [表示|C++ クラス エクスプローラ] を選択します。
- 型リストで、継承関係を表示する複数の型を選択します。表示上隣接していない複数の型を選択するには、
Ctrl
を押しながらクリックします。 - [ソース]/[参照]/[グラフ]ウィンドウの[グラフ]タブをクリックします。
[グラフ]ウィンドウでは、図形を次のように使って継承階層を表示します。
- 楕円にはシンボルが含まれています。
- 長方形にはグループ(つまり、.h や .hpp などの同一ファイルで宣言されたシンボル)が含まれています。
[グラフ]ウィンドウのコンテキスト メニュー コマンドを使用すると、グラフィカル表現を次のように制御することができます。
- [矢印](継承の矢印の向きを制御: [基底型から派生型へ]か[派生型から基底型へ]のどちらかを選択できます)
- [グループ](ソース ファイル グループを表示するかどうかを制御: [ファイル別]か[なし]のどちらかを選択できます)
- [方向]([上から下]、[下から上]、[左から右]、[右から左]のいずれかを選択できます)
- [比率](ウィンドウ内のグラフのサイズを制御: [ウィンドウ]か[最適値]のどちらかを選択できます)
- [ズーム](グラフのサイズを拡大または縮小: [25%]から[400%]までの 7 とおりから選択できます)
スクリーンショット: 「C++ クラス エクスプローラの概要」を参照してください。
ヒント
- 型リストで[型をファイル別に分類]()、[型を名前空間別に分類]()、[カスタム ファイル グループ別に分類]()のいずれかを使って型を分類した場合は、対象とするファイル、名前空間、カスタム グループのいずれかのノードを型リストで選択できます。そうすると、[グラフ]ビューには、対応するファイル、名前空間、カスタム グループのいずれかで宣言されているクラスの階層関係が表示されます。
- 型リストでは、ツールバーの[型を継承階層別に分類]()を選択すると、同じレベルのノードだけを複数選択できます。階層モードでは、任意のレベルのノードを複数選択できます。つまり、グラフによって、その生成に適した分類方法は異なります。たとえば、プロジェクトに含まれているクラスだけのグラフを作成する場合は、[カスタム ファイル グループ別に分類]()を起動するのがよいでしょう。2 つのファイルまたは 2 つの名前空間に含まれているクラスのグラフを作成する場合は、それぞれ[型をファイル別に分類]()、[型を名前空間別に分類]()を起動するのが最も良いでしょう。
関連項目
- C++ クラス エクスプローラの概要
- [C++ クラス ブラウザ]ウィンドウ
- クラス エクスプローラ(C++)([クラス エクスプローラ]ダイアログ ボックス)
- C++ クラス エクスプローラでクラスやインターフェイスで宣言されたメンバを表示する
- C++ クラス エクスプローラでカスタム グループを使用する
- C++ クラス エクスプローラでクラス、インターフェイス、型、クラス メンバ、およびインターフェイス メンバの宣言を検索する
- C++ クラス エクスプローラでクラス、インターフェイス、型、クラス メンバ、およびインターフェイス メンバの定義を検索する
- C++ クラス エクスプローラでフィールドを作成する
- C++ クラス エクスプローラでメソッドを作成する
- C++ クラス エクスプローラで表示設定を保存する