COM ウィザードを使用する
RAD Studio には、COM プロジェクトや COM オブジェクトを作成するときに役に立つウィザードが用意されています。 これらのウィザードは、Delphi と C++ の両方で利用できます。
次の各 COM ウィザードが、ファイル > 新規作成 > その他... > <パーソナリティ> > ActiveX で表示されるリストから利用できます:
- アクティブ フォーム
- アクティブ サーバー オブジェクト
- ActiveX コントロール
- [ActiveX ライブラリ](ウィザードではなくコマンドで、大抵の COM ウィザードの前提条件となっています)
- オートメーション オブジェクト
- COM オブジェクト
- COM+ イベント オブジェクト
- COM+ サブスクリプション オブジェクト
- プロパティ ページ(ウィザードではなくコマンド)
- トランザクション オブジェクト
- タイプ ライブラリ
2 つの他の[多層サポート]ウィザードが、ファイル > 新規作成 > その他... > <パーソナリティ> > 多層サポート で表示されるリストから利用できます:
- リモート データ モジュール
- トランザクション データ モジュール
COM ウィザードを使うには:
- ファイル > 新規作成 > その他... を選択します。新規作成 ダイアログ ボックスが表示されます。
- 項目カテゴリ ツリーで、ActiveX フォルダをクリックします。これは選択したパーソナリティ C++Builder プロジェクト または Delphi プロジェクト の配下にあります。
- [ActiveX]フォルダで、[ActiveX ライブラリ]をダブルクリックします。 これにより、インプロセス Active X オブジェクトをホストするために使用できる DLL(Dynamic Link Library)プロジェクトを作成します。
- ファイル > 新規作成 > その他...を、再び選択します。
- 次のいずれかを実行します。
- COM ウィザードを表示するには、ステップ 2 でクリックした同じ ActiveX フォルダをクリックします。
- 多層サポート ウィザードを表示するには、選択したパーソナリティにある 多層サポート フォルダをクリックします。
- 使用するウィザードをダブルクリックします。
メモ: COM ウィザードで作成されたサーバーと相互通信するクライアント アプリケーションを作成するには、[コンポーネントのインポート]ウィザードまたは TLIBIMP ユーティリティを使用します。 ユーザーのアプリケーションに複数の COM オブジェクトが実装されている場合は、すべてのオブジェクトで同じインスタンス化を指定する必要があります。