TDatabase を使用した接続の確立

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TDatabase を使用したデータベースへの接続:インデックス への移動

メモ: ボーランド データベース エンジン(BDE)の使用は推奨されません。今後 BDE は機能拡張されません。たとえば、BDE では Unicode がサポートされていません。BDE を使用して新たに開発しないことをお勧めします。既存のデータベース アプリケーションを BDE から dbExpress に移行することを検討してください。

すべてのデータベース接続コンポーネントと同様に、TDatabase を使用してデータベースに接続するには、Connected プロパティに True を設定するか、または Open メソッドを呼び出します。この手順については、「データベース サーバーへの接続」で説明しています。データベース接続が確立されると、アクティブなデータセットが少なくとも 1 つある限り、その接続は維持されます。アクティブなデータセットがなくなると、データベース コンポーネントの KeepConnection プロパティが True である場合を除いて、接続が切断されます。

アプリケーションからリモート データベース サーバーに接続する場合、アプリケーションは BDE と Embarcadero SQL Link ドライバを使用して接続を確立します。(BDE は指定された ODBC ドライバと通信することもできます。)接続する前に、SQL Link または ODBC ドライバをアプリケーション用に構成する必要があります。SQL Link と ODBC のパラメータは、データベース コンポーネントの Params プロパティに格納されます。SQL Link のパラメータについては、オンラインの『SQL Links User's Guide』を参照してください。Params プロパティの編集については、「BDE エイリアスのパラメータの設定」を参照してください。

ネットワーク プロトコルの構成

SQL Link または ODBC ドライバを適切に構成する手順の 1 つとして、ドライバの構成オプションに応じて、サーバーが使用するネットワーク プロトコル(SPX/IPX、TCP/IP など)を指定する必要がある場合があります。多くの場合、ネットワーク プロトコルの構成は、サーバーのクライアント セットアップ ソフトウェアを使用して行われます。ODBC の場合は、ODBC ドライバ マネージャを使用して、ドライバの設定内容も確認する必要がある場合があります。

クライアントとサーバーの間で最初に接続を確立するときには、問題が発生することがあります。問題が発生した場合は、次のトラブルシューティング チェックリストが役に立ちます。

  • サーバーのクライアント側接続は適切に構成されていますか。
  • 接続ドライバとデータベース ドライバの DLL は検索パスにありますか。
  • TCP/IP を使用している場合は、以下の事項を確認します。
    • TCP/IP 通信ソフトウェアはインストールされていますか。適切な WINSOCK.DLL がインストールされていますか。
    • クライアントの HOSTS ファイルに、サーバーの IP アドレスが登録されていますか。
    • ドメイン ネーム サービス(DNS)は適切に構成されていますか。
    • サーバーは ping に正常に応答しますか。

トラブルシューティングの詳細については、オンラインの『SQL Links User's Guide』と各サーバーのドキュメントを参照してください。

ODBC の使用

アプリケーションでは、ODBC データ ソース(たとえば、Btrieve)を使用できます。ODBC ドライバで接続するには、次のものが必要です。

  • ベンダが提供する ODBC ドライバ。
  • Microsoft ODBC ドライバ マネージャ。

関連項目