TQuery の利用

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BDE 対応データセットの利用:インデックス への移動

メモ: ボーランド データベース エンジン(BDE)の使用は推奨されません。今後 BDE は機能拡張されません。たとえば、BDE では Unicode がサポートされていません。BDE を使用して新たに開発しないことをお勧めします。既存のデータベース アプリケーションを BDE から dbExpress に移行することを検討してください。

TQuery は、データ定義言語(DDL)またはデータ操作言語(DML)の 1 つのステートメント(たとえば SELECT、INSERT、DELETE、UPDATE、CREATE INDEX、ALTER TABLE などのコマンド)を表します。 コマンドで使用する言語はサーバー固有ですが、通常は SQL 言語の SQL-92 標準に準拠しています。 TQuery は、TDataSet が提供する基本機能をすべて実装しているだけでなく、クエリタイプのデータセットに特有の特別な機能もすべて実装しています。

TQuery は BDE 対応のデータセットなので、通常はデータベースおよびセッションと関連付ける必要があります。 (異種間のクエリに TQuery を使用する場合は例外です。) クエリの SQL 文は、SQL プロパティに設定します。

TQuery コンポーネントは、次のものに含まれるデータにアクセスすることができます。

  • Paradox または dBASE のテーブル。BDE に含まれる Local SQL を使ってアクセスします。 Local SQL は SQL-92 仕様の一部です。 ほとんどの DML と、この種類のテーブルを扱うのに十分な DDL 構文がサポートされています。
  • Local InterBase Server データベース。InterBase エンジンを使ってアクセスします。 InterBase の SQL-92 版標準 SQL 構文サポートと拡張構文サポートの詳細は、InterBase の『言語リファレンス』を参照してください。
  • Oracle、Sybase、MS-SQL Server、Informix、DB2、InterBase など、リモート データベース サーバー上にあるデータベース。 リモート サーバーにアクセスするには、そのデータベース サーバー固有の適切な SQL Link ドライバとクライアント ソフトウェア(ベンダから供給されるもの)をインストールする必要があります。 そのサーバーがサポートしている標準の SQL 構文はすべて利用可能です。 SQL の構文、制限、拡張機能の詳細は、特定のサーバーのドキュメントを参照してください。

以下のトピックでは、TQuery コンポーネント特有の機能(他のクエリタイプのデータセットと異なるもの)について説明しています。

関連項目