UML 2.0 アクティビティ図の設計

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アクティビティ図の手順 への移動

UML 2.0 アクティビティ図を設計する場合は、次のヒントと方法を使用してください。 通常は、ステートマシン図を作成した後で、アクティビティ図を作成します。

UML 2.0 アクティビティ図を設計するには、次の一般的な手順にしたがいます。

  1. 1 つ以上のアクティビティを作成します。 1 つの図に複数のアクティビティを配置するか、各アクティビティに個別の図を作成できます。

    警告: ネストしたアクティビティを作成することはできません。

  2. 一般に、アクティビティは、ステートマシン図で状態または遷移にリンクされます。 ステートマシン図に切り替えて、作成したアクティビティを状態と遷移に関連付けます。

    ヒント: その後、さらにアクティビティを作成する必要があることや、いくつかの場所で同じアクティビティを使用できることがわかる場合があります。

  3. アクティビティ図に切り替えます。 アクティビティのフローについて考慮する必要があります。 1 つのオブジェクト フロー(データの転送)だけ、1 つの制御フローだけ、その両方、または各アクティビティに複数のフローが存在する場合が考えられます。
  4. すべてのフローの開始点と終了点を作成します。 各フローは、次の開始点を持つことができます。
    • 開始ノード
    • アクティビティ パラメータ(オブジェクト フローの場合)
    • 受信イベント アクション
    • 受信時間イベント アクション各フローは、アクティビティ終了またはフロー終了ノードで終了します。 アクティビティに複数の開始ポイントがある場合は、それらを同時に使用できます。
  5. オブジェクト ノードを作成します。 オブジェクト ノードをクラス図内のクラスにはリンクしません。 ただし、図をわかりやすくするためにハイパーリンクを使用できます。
  6. フローのアクション ノードを作成します。 フロー間では、アクションを共有できます。

    警告: ネストしたアクションを作成することはできません。

  7. オブジェクト フローの場合は、ピンをアクションに追加します。 アクションとピンを、フロー リンクで連結します。
  8. 事前条件と事後条件を追加します。 テキストまたは OCL 制約を作成できます。
  9. (任意)他のダイアグラムの関連要素へのショートカットを作成できます。

アクティビティ パラメータをアクティビティに追加するには:

  1. ツール パレットで、[アクティビティ パラメータ]ボタンをクリックします。
  2. ターゲット アクティビティをクリックします。 または、コンテキスト メニューから、追加 > アクティビティ パラメータを選択します。

結果: 長方形のアクティビティ パラメータ ノードが、アクティビティに追加されます。 アクティビティ パラメータ ノードは、アクティビティに付着している点に注目してください。 このノードは、アクティビティの境界線に沿ってのみ移動できます。

メモ: アクティビティ パラメータは、制御フロー リンクを使って接続させることはできません。

関連項目