アニメーション コントロール
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アニメーション コンポーネントは、AVI(Audio Video Interleaved)クリップを音声なしで表示するウィンドウです。AVI クリップは、映画のような連続したビットマップ フレームです。AVI クリップには音声も入れられますが、このコンポーネントでは音声のない AVI クリップしか扱えません。使用するファイルは、圧縮されていない AVI ファイルか、RLE(Run-Length Encoding)で圧縮された AVI クリップでなければなりません。
アニメーション コンポーネントには次のようなプロパティがあります。
- ResHandle プロパティは、AVI クリップをリソースとして保持するモジュールの Windows ハンドル。実行時にアニメーション リソースを含むモジュールのモジュール ハンドルまたはインスタンス ハンドルを ResHandle プロパティに設定し、ResHandle プロパティを設定したら、ResID プロパティまたは ResName プロパティを設定して、モジュール内のどのリソースがアニメーション コントロールで表示する対象 AVI クリップかを指定する
- AutoSize プロパティを True に設定すると、アニメーション コントロールのサイズが AVI クリップのフレームのサイズに調整される
- StartFrame プロパティおよび StopFrame プロパティは、クリップの開始フレームと終了フレームを指定する
- CommonAVI プロパティを設定すると、Shell32.DLL で提供される共通の Windows AVI クリップの 1 つを表示できる
- アニメーションの開始と中断は、Active プロパティを True または False に設定することにより指定する。再生する回数は Repetitions プロパティで指定する
- Timers プロパティを使用すると、タイマを使ってフレームを表示できる。これは、音声トラックの再生などの他のアクションをアニメーション シーケンスに同期させるときに有用