オートメーションオブジェクト内のイベントの管理

提供: RAD Studio
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単純な COM サーバーの作成:インデックス への移動

[オートメーションオブジェクトの新規作成]ダイアログボックスで[イベントサポートのためのコードを生成]オプションにチェックマークを付けると,オートメーションウィザードが自動的にイベントコードを生成します。

サーバーは,従来型の COM イベントをサポートするために,クライアントによって実装される外向きインターフェースを定義しなければなりません。この外向きインターフェースには,サーバーイベントに応答するためにクライアントが実装しなければならないすべてのイベントハンドラが含まれます。

クライアントは外向きイベントインターフェースを実装したときに,サーバーの IConnectionPointContainer インターフェースに問い合わせることで,イベントの通知を受けたいということを登録します。IConnectionPointContainer インターフェースは,サーバーの IConnectionPoint インターフェースを返し,クライアントはこのインターフェースを使用して,(シンクと呼ばれる)イベントハンドラの実装へのポインタをサーバーに渡します。

サーバーは,前述のように,すべてのクライアントシンクのリストを保守し,イベントが発生したときにはそれらのシンク上でメソッドを呼び出します。

[イベントサポートのためのコードを生成]を選択すると,IConnectionPoint と IConnectionPointContainer のサポートに必要なコードが自動的に生成されます。このサポート,およびイベントを生成するためにこれを使用する方法については,「クライアントにイベントをエクスポーズする」を参照してください。

関連項目