データ表示の更新

提供: RAD Studio
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データセットの Refresh メソッドは、ローカル バッファをフラッシュして、開いているデータセットのデータを取得し直します。このメソッドを使用すると、アプリケーションで使用しているデータに他のアプリケーションが同時にアクセスした結果、そのデータが変更されたと考えられる場合に、データベース対応コントロールの表示を更新することができます。更新のキャッシュを有効にしている場合には、データセットの表示を更新する前に、データセットで現在キャッシュされている更新をすべて適用する必要があります。

表示を更新すると、予想しない結果になることがあります。たとえば、他のアプリケーションで削除されたレコードをユーザーが見ている場合、自分のアプリケーションで Refresh を呼び出したとたんにそのレコードは消えてしまいます。最初にデータを取得してから Refresh を呼び出すまでの間に別のユーザーがそのレコードを変更していると、データが変化したようにも見えます。

メモ: [LiveBinding デザイナ]の使用時には、[LiveBinding デザイナ]のコンテキスト メニューで[デザイナの更新]コマンドを使用すると、データ表示を更新することができます。このコマンドは、フォーム上の TClientDataSet が別のフォームの TBindSourceDB にリンクされている場合に特に有益です。

関連項目