メッセージ処理機構の概要
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すべての VCL クラスには、メッセージ処理メソッドまたはメッセージ ハンドラと呼ばれるメッセージ処理機構が組み込まれています。クラスが何らかのメッセージを受け取ると、それらをディスパッチし、受け取ったメッセージに応じて一連の指定メソッドのうちの 1 つを呼び出す、というのがメッセージ ハンドラの基本的な考え方です。対応するメソッドが存在しないメッセージについては、デフォルト ハンドラが使用されます。
次の図はメッセージ ディスパッチ機構を示しています。
ビジュアル コンポーネント ライブラリ(VCL)のメッセージ ディスパッチ機構では、特定のクラスに向けられたすべての Windows メッセージ(ユーザー定義メッセージを含む)をメソッド呼び出しに変換します。 このメッセージ ディスパッチ機構を変更する必要はまったくありません。 必要になるのは、メッセージ処理メソッドの作成だけです。 詳細については、「新しいメッセージ処理メソッドの宣言」を参照してください。