ローカルテーブルに対する読み書きの制御
メモ: ボーランド データベース エンジン(BDE)の使用は推奨されません。今後 BDE は機能拡張されません。たとえば、BDE では Unicode がサポートされていません。BDE を使用して新たに開発しないことをお勧めします。既存のデータベース アプリケーションを BDE から dbExpress に移行することを検討してください。
TTable では、ほかのテーブルタイプのデータセットと同様に、アプリケーションの読み書きのアクセス権を ReadOnly プロパティを使って制御できます。
さらに、Paradox、dBASE、および FoxPro の各テーブルについては、ほかのアプリケーションの読み書きアクセス権も TTable で制御できます。Exclusive プロパティは、Paradox、dBASE または FoxPro のテーブルへの排他的な読み書きアクセス権をアプリケーションに持たせるかどうかを制御します。これらのテーブルに排他的に読み書きアクセスができるようにするには、テーブルを開く前にテーブルコンポーネントの Exclusive プロパティを True に設定します。排他的アクセスでテーブルを開くと、ほかのアプリケーションはそのテーブルでデータの読み書きができなくなります。排他的アクセス要求は、開こうとするテーブルが使用中のときは認められません。
次の文は排他的アクセスでテーブルを開きます。
CustomersTable.Exclusive := True; {排他的ロックのリクエストを設定する} CustomersTable.Active := True; {ここでテーブルを開く}
CustomersTable->Exclusive = true; // 排他的ロックのリクエストを設定する CustomersTable->Active = true; // ここでテーブルを開く
メモ: SQL テーブルにも Exclusive プロパティを設定できますが、サーバーによってはテーブルレベルの排他的ロックをサポートしていない場合があります。排他的ロックをサポートしていても、ほかのアプリケーションに対して SQL テーブルからのデータを読み出しを許可している場合もあります。サーバーでのデータベーステーブルの排他的ロックの詳細は、サーバーのマニュアルを参照してください。