RAD サーバー

提供: RAD Studio
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RAD サーバー とは?

RAD サーバー は、サービス ベースのアプリケーションを迅速に構築および配置するための、turn-key アプリケーション基盤です。RAD サーバー により、開発者は迅速に、新たにアプリケーション バックエンドを構築したり、既存の Delphi または C++ のクライアント/サーバー ビジネス ロジックを、オープンでステートレス、そしてセキュアでスケーラブルは、現代のサービス ベースのアプリケーションに移行することができます。

RAD サーバーは、ISV や OEM による再配布ソリューションの構築が理想的なものとなるよう、開発、配置、操作を容易にします。RAD サーバー により、既存のコードを使い、それを REST API エンドポイントに変換することができます。

RAD サーバー では多くの有効な機能が提供されています:

  • 多層開発を簡単に: インテグレーションでは、外部サーバーやアプリケーション、サービスとの接続が、すぐにできるようになっています。
  • デスクトップおよびモバイルのプラットフォームのための UX フォームを、RAD Studio、Delphi、C++Builder で迅速にビルド。
  • 組み込みの RAD サーバー アプリケーション管理ポータルを介して、API およびユーザーを管理し、利用状況や API のアクティビティを分析。
  • RAD サーバー は、プライベートの “on prem” Windows サーバーがホストになるか、Amazon、Rackspace、Azure クラウドが、クラウド ホストとなります。
  • サーバー側 Delphi および C++ コードを RAD サーバー に配置し、クライアントのために自動 REST/JSON API エンドポイントを作成します。
  • RAD サーバー を企業データベース、クラウド サービス、IoT デバイスに接続して、アプリケーションを拡張します。
  • アプリケーションを強化するための、すぐ利用可能な主要ビルドイン サービスのコレクション。
  • ユーザー ディレクトリ サービス、ユーザー管理、プッシュ通知、ユーザー ロケーション追跡、ビルドイン データ ストレージなどの、コア機能を含みます。
  • RAD サーバー ポータルを介した、または LDAP からのインポートによる、ユーザー グループの設定とユーザーの追加。異なるユーザー グループがどの機能へのアクセスを持っているか制御するために、API アクセス権限を割り当てます。
  • 新規: 10.2 における、RAD サーバー マルチテナント サポート: RAD サーバー データベース接続が 1つである RAD サーバー インスタンス 1 つで、複数の独立したテナントをサポートできるようになりました。 詳細については、「RAD サーバー のマルチテナント サポート」を参照してください。

DataSnap との比較

RAD サーバー 以前、開発者は従来、バックエンド Delphi および C++Builder アプリケーション サーバーを、DataSnap といったサーバー ツールキットを使用して構築していました。これらツールキットは、多層のためのサーバー構築ブロックは基本的なものを 2、3 提供していましたが、まだ大部分の開発を、開発者にゆだねてました。RAD サーバー により、開発者は、シンプルに Delphi および C++ のビジネス ロジック メソッドを RAD サーバー にロードし、ユーザーを追加して、準備完了となります。

含まれるテクノロジー

RAD Studio Tokyo には、REST エンドポイント、ロケーション追跡IoT Edgeware を開発するための RAD サーバー の開発機能が含まれており、それらには、エンタープライズ モビリティ サービス、ThingPoint、BeaconFence、ThingConnect があります。

簡単な REST API エンドポイント作成、公開、そして管理

RAD サーバー は、多層アプリケーション ソリューションのための柔軟なバックエンド サーバーの構築を、迅速にそして簡単にします。開発者は、シンプルに Delphi および C++ のビジネス ロジックをサーバーにロードして、管理 REST/JSON API エンドポイントを生成します。

RAD サーバー の REST エンドポイント を開発するには、開発者は、エンタープライズ モビリティ サービス(EMS)(“EMS”)コンポーネントを使用します。これらは、IDE において、“エンタープライズ モビリティ サービス” カテゴリ下のツール パレットにあります。

IoT エンタープライズ アクセス ポイント

IoT Edgeware は、REST エンドポイント パブリッシングの機能を拡張し、リモート ガジェットとデバイス間のエンタープライズ アクセス ポイントを提供します。 IoT Edgeware により、末端で収集された膨大な量の IoT データを、ローカルで保存、フィルタ、計算することができると共に、重要なデータのみが中央リポジトリと同期がとられていることを保証することができます。

RAD サーバー の IoT Edgeware を開発するのに、開発者は ThingPoint を使用します。これは、EMS の拡張で、IDE のツール パレットにおいて、“エンタープライズ モビリティ サービス” カテゴリの TEMSEdgeService で表示されます。

インドアおよびアウトドアのロケーション/近接ソリューション

ユーザーが、カスタム ビーコン ゾーンに入ったまたは出た際、または設計されたビーコン ポイントに向かった際に、ユーザーの動きをインドアおよびアウトドアの両方で追跡し、近接イベントに応答します。

ロケーション追跡を開発するために、開発者は BeaconFence コンポーネントを使用します。これは、GetIt パッケージ マネージャからダウンロードして利用可能です(ツール > GetIt パッケージ マネージャ > Internet of Things より)。

スマートデバイス IoT 接続フレームワーク

RAD サーバー により、ワイヤレス スマートデバイスおよびセンサのワイド配列をアプリケーション ソリューションに接続することが、たとえ、それがリモートやアクセスの難しい場所にあっても簡単になります。開発者は、数多くの有名なヘルスケア、フィットネス、そしてホーム オートメーション Bluetooth LE および Z-Wave IoT デバイスのための、50 以上ものビルド済みコンポーネントにアクセスすることができます。

IoT デバイスをクライアントまたは RAD サーバー ThingPoint Edgeware に接続させるために、開発者は ThingConnect IoT デバイス コンポーネントを使用します。これらは、GetIt パッケージ マネージャからダウンロードして利用可能です(ツール > GetIt パッケージ マネージャ > Internet of Things より)。

トライアル

RAD Studio Tokyo には、5 ユーザーまで配置可能な RAD サーバー トライアル版が同梱されています。RAD サーバー の REST エンドポイント、ロケーション追跡、IoT Edgeware を開発およびテストするには、RAD Studio、Delphi または C++Builder Tokyo の Enterprise エディションまたは Architect エディションが必要となります。また、Enterprise または Architect Tokyo のトライアル版によりユーザーは、RAD サーバー のためのサービス開発を評価でき、それには、5 ユーザー分の RAD サーバー トライアル配置が含まれています。

RAD Studio Tokyo に含まれる、REST エンドポイント、ロケーション追跡、IoT Edgeware を開発するための RAD サーバー の開発機能には、エンタープライズ モビリティ サービス、ThingPoint、BeaconFence、ThingConnect があります。それら開発者技術のすべてが、RAD Studio Tokyo の一部となっています。

運用環境

ここをクリックして、運用環境において RAD サーバー を配置するステップを参照してください。

RAD サーバー サイト ライセンスを入力する必要があります。

カスタム リソースについては、http://www.dependencywalker.com といったツールを使用して、カスタム リソースの bpl 依存性を判断してください。

入門書

RAD サーバー Deep Dive Web セミナーの録画映像をお勧めします。これは、視聴しやすいよう各章に分割されています:https://www.youtube.com/playlist?list=PLwUPJvR9mZHgccq4EfTcsCngRqpTmm_wn

Web セミナーで表示される再生スライドおよびデモ プロジェクトは、こちらからダウンロードできます。

また、RAD サーバー の一部である他の技術に関するチュートリアルも、上記の DocWiki リンクより参照することが可能です。

入門ビデオについては、YouTube チャンネルを参照してください。

サンプル プロジェクト

REST エンドポイント パブリッシング

IoT Edgeware

ThingConnect IoT デバイス コンポーネント

  • GetIt パッケージ マネージャでインストールされた IoT パックそれぞれについて、次のリンクよりサンプル プロジェクトがあります:C:\Users\Public\Documents\Embarcadero\Studio\19.0\Samples\Internet of Things\Object Pascal\Thing Connect

ロケーション追跡

  • GetIt パッケージ マネージャで BeaconFence コンポーネントをインストールした後、次のリンクよりサンプル プロジェクトがあります: C:\Users\Public\Documents\Embarcadero\Studio\19.0\Samples\Internet of Things\Object Pascal\Beacon Fence

EULA

RAD サーバー EULA はこちらから参照してください。

RAD サーバー 製品ページ

機能の完全なリストについては、 RAD サーバー 製品ページを参照してください。

関連項目