DataSnap サーバーへの接続(FireDAC)

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このトピックでは、多層 DataSnap サーバーへの接続方法を説明します。

サポート対象バージョン

多層 FireDAC DataSnap ドライバでは以下をサポートしています。

  • RAD Studio 2007 以降で作成された DataSnap サーバー。
  • RAD Studio XE2 Enterprise エディション以降で作成された DataSnap クライアント

クライアント ソフトウェア

FireDAC では Embarcadero DataSnap dbExpress ドライバを静的にリンクするので、追加のファイルや DLL は必要ありません。サポートされているのは RAD Studio XE2 Enterprise エディション以降です。

ドライバのリンク

DataSnap ドライバをリンクするには、以下のいずれかを行います。

  • [ツール パレット]の[FireDAC Links]ページから、TFDPhysDSDriverLink コンポーネントをドロップします。
  • uses 句に FireDAC.Phys.DS ユニットを追加します。

接続定義パラメータ

大半のアプリケーションで DataSnap サーバーに接続するために指定する必要があるのは、DriverIDProtocolServerPortUser_NamePassword です(詳細は「接続の定義(FireDAC)」を参照)。

DriverID=DS

パラメータ 説明 値の例
Protocol

DataSnap サーバーへの接続に使用するプロトコルです。以下の値のいずれかです。

  • TCP/IP。TCP/IP プロトコルを使って接続します。これがデフォルトのプロトコルです。
  • HTTP。HTTP プロトコルを使って接続します。
TCP/IP
Server 接続先のサーバー アドレスです。 127.0.0.1
Port DataSnap サーバーがリスンする TCP/IP ポートまたは HTTP ポートです。デフォルト値は、TCP/IP の場合は 211、HTTP の場合は 8080 です。 211
User_Name DataSnap サーバーの認証に使用されるユーザー名です。
Password DataSnap サーバーの認証に使用されるユーザー パスワードです。
BufferKBSize 読み取り操作や書き込み操作に使用するバッファのサイズ(KB 単位)です。デフォルト値は 32 KB です。 64
Filters フィルタ構成の格納に使用するクライアント フィルタです。デフォルト値は空です。
URLPath HTTP の場合のみ。HTTP プロトコルの使用時に HTTP DataSnap サービスで使用される URL パスです。デフォルト値は空です。
DatasnapContext HTTP の場合のみ。URL の作成に使用される DataSnap HTTP サービスのパスです。指定する際の形式は現在のところ 'http://x.com/datasnap/provider/classname/method/params' です。ユーザーは、この中の "datasnap" の部分を変更または削除することができます。デフォルト値は 'datasnap/' です。
DSProxyHost HTTP の場合のみ。要求のプロキシとして機能するホストです(プロキシを使用しない場合は空の文字列です)。デフォルト値は空です。
DSProxyPort HTTP の場合のみ。要求のプロキシとして機能するホスト(プロキシ ホスト)のポートです。DSProxyHost が設定されていない場合は無視されます。デフォルト値は空です。
DSProxyUsername HTTP の場合のみ。プロキシ認証に使用されるユーザー名です。デフォルト値は空です。
DSProxyPassword HTTP の場合のみ。プロキシ認証に使用されるパスワードです。デフォルト値は空です。
DSAuthenticationScheme HTTP の場合のみ。DataSnap 認証スキームです。HTTP プロトコルを使った認証のために DataSnap ユーザー名およびパスワードと併せて使用されます。DBX 接続文字列で User_Name/Password 値を送信するだけでなく、HTTP 基本認証を使ってこれらの値を送信するには、これを "basic" に設定します。HTTP 基本認証は、資格情報をプロセス間の DataSnap HTTP トンネル サーバーに渡すのに使用することもできます。デフォルト値は空です。
LoginTimeout HTTP の場合のみ。接続のタイムアウト値です。この値は、接続が可能になるのをクライアントが待つ時間をミリ秒単位で指定します。これは、接続/認証フェーズ全体ではなくサーバーからの最初の確認応答のタイムアウトになります。これは、古いバージョンの DataSnap サーバーや現在の通信プロトコルの確認応答を返さない別のアプリケーションに接続を試みることが可能な場合に、アプリケーションがフリーズしないようにするために使用するものです。デフォルト値は 10000 ms です。
CommunicationTimeout HTTP の場合のみ。接続確立後の応答のタイムアウト値(ミリ秒単位)です。デフォルト値は空です。

使用例

デフォルト設定でローカル DataSnap サーバーに接続する場合:


DriverID=DS

ローカル ホスト上で動作する DataSnap サーバーに TCP/IP プロトコルを使って接続する場合:


DriverID=DS
Protocol=tcp/ip
Server=127.0.0.1
Port=211
User_Name=dsusr
Password=123

関連項目