ELCでネットワークライセンスを管理する場合、ELCサーバーとクライアントの間でネットワークにどのような負荷がかかるのでしょうか?
解説
ELCサーバーとクライアントの間では、以下のような仕様で通信されています。
(ここでは、DelphiやC++Builderなどの製品を実行しているコンピュータをELCクライアントと定義します。)
- ELCサーバーとクライアントの通信間隔
- ELCサーバーでは、1分ごとにクライアントと通信するように設定されています。
- これは「ハートビート」と呼ばれており、このハートビート間隔時間を変更することはできません。
- ELCサーバーとクライアント間の通信で発生するパケットサイズ
- 両者の通信で発生するパケットサイズのおおよその目安は、
- クライアントからELCサーバーへ約20~30バイト程度のデータを送信
- ELCサーバーはクライアントへ約10バイト程度のデータを返信
- となります。
- Note:このパケットサイズは1ユーザー(コンピュータ)分の管理を行う上で発生するサイズなので、もしELCサーバーで複数ユーザーのネットワークライセンスを管理している場合は、ユーザー数に比例したパケット分のネットワークトラフィックが発生します。
- 両者の通信で発生するパケットサイズのおおよその目安は、
以上のようにELCでは、ネットワークトラフィックは非常に低く、企業ネットワークのパフォーマンスが大幅に低下することはありません。
ただ、テレワークなどで自宅からVPN経由で企業ネットワークへアクセスしている場合は、少量のサイズではありますが定期的にパケットが発生するため、もしWiFiではなく、4G回線で利用されている場合は、ライセンスのオフライン利用(チェックアウト)をお勧めいたします。