ELCの使用状況レポートログの生成

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概要

ELCのレポートログのエクスポート機能は、お客様がELC からライセンス使用状況データをエクスポートするために提供されます。追跡される使用状況データは、以下の内容で構成されています。

  • ユーザー/権限(Permission)データ
  • 製品のデータ
  • ライセンス(使用期間、初期開始時間、終了時間、ライセンスの種類)


このデータはELCから2つの異なるフォーマットにエクスポートすることができます。

  • Comma-separated value(CSV)ファイルと対応するスキーマファイル
  • XMLと対応するxmlスキーマ文書(XSD)ファイル

ELCのレポートログを有効または無効する方法

デフォルトでは、レポートログは有効になっています。

  • レポートロギングを無効にするには、メインメニューから[Configuration Properties]を選択し、reportLogsEnabledfalseに設定します。
  • レポートロギングを有効にするには、メインメニューから[Configuration Properties]を選択し、reportLogsEnabledtrueに設定します。

ELCレポートログをエクスポートする方法

メインメニューから「Reports」を選択し、最後の項目である「Reporting Data Export」を選択します。

また、ELC コマンドラインインターフェイスを使用してレポートログをエクスポートすることもできます。

オプションを指定してexportlogsコマンドを実行する

exportLogsコマンドは、以下の形式になります。

elise cmd exportLogs ( -dir <directory> ) ( -csv | -xml ) ( -purge )

exportLogsコマンドには、以下のオプションがあります。

-csv -- データベース内のすべてのテーブルを表すデータを含むカンマ区切りの値リストファイルとスキーマファイルのセットを生成します。-csvオプションを使用してエクスポートされるファイルは、以下の通りです。
  • lm_denial_entry.csv
  • lm_denial_entry.schema
  • lm_entry_instance.csv
  • lm_entry_instance.schema
  • lm_ip_block.csv
  • lm_ip_block.schema
  • lm_license.csv
  • lm_license.schema
  • lm_license_pool.csv
  • lm_license_pool.schema
  • lm_permission.csv
  • lm_permission.schema
  • lm_pool_entry.csv
  • lm_pool_entry.schema
  • lm_pool_type_lu.csv
  • lm_pool_type_lu.schema
  • lm_product.csv
  • lm_product.schema
  • lm_timestamp.csv
  • lm_timestamp.schema
  • lm_user.csv
  • lm_user.schema


-xml-- xsdファイルとともにデータベースのxmlファイルを生成します。-xmlオプションを使用してエクスポートされるファイルは以下の通りです。

  • export.xml
  • lm_reporting.xsd
  • lm_reporting_access.xsd – Microsoft Accessにデータをインポートするための Microsoft固有の属性を持つ追加のxsdファイル


-purge-- アクティブに使用されているライセンスレコードを除いて、データベースからすべてのレコードを削除/消去することができます。安全メカニズムとして以下で示すように、、他のログオプションなしで-purgeオプションを使用すると、データがパージされる前に、すべての形式 (csv、xml、db) を使用してレポートログのエクスポートが強制されます。

>elise cmd exportLogs –purge


以下のデータは、様々な利用率について、6か月後のデータベース内の総レコード数に対するレポートデータベースの増加を示しています。

使用率(ユーザー/人日) 6か月後に追加された総レコード数 6か月後のデータベースサイズ(KB) 6か月後のデータベースのトランザクションのログサイズ(KB)

10

2650

2067

6952

25

6625

4849

14504

50

13250

9487

27092

100

26500

18762

52267

500

132500

92962

253667

-dir-- ログデータをエクスポートするための出力ディレクトリを指定します。エクスポートディレクトリが指定されていない場合、ログデータは $ELC_HOME$/export ディレクトリに書き込まれます。

オプションなしでexportlogsコマンドを実行する

オプションを指定せずに exportLogs コマンドを実行すると、以下のようにレポートデータが両方の形式にエクスポートされます。

>elise cmd exportLogs

ELCレポートログのタイムアウト機能

ELCレポートログのエクスポート機能には、高負荷時にエクスポートが発生しないようにするための内部タイムアウト機能が組み込まれています。この機能が実装されている目的は、ネットワークコンカレントライセンスおよびネットワーク指名ユーザーライセンスをご利用のお客様にライセンスを提供するELCのミッションクリティカルな目的の中断を防ぐように設計されています。

レポートログのトラブルシューティングを行う方法

ELCレポートのログ機能のトラブルシューティングを行うには、elise.propertiesファイルに以下の項目を追加してELCを再起動してください。

debugReportLogs = true


db.logファイル($ELC_HOME\logsディレクトリ内に配置)にエラーが発生した場合は、以下の情報をエンバカデロのサポートセンターへお送りください。

  • db.logファイル
  • 使用しているJDKバージョン
  • ELCを実行しているOSのバージョン
  • 表示されているエラーメッセージ

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