System.Append
Delphi
function Append(var F: Text): Integer;
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
function | public | System.pas | System | System |
説明
既存のファイルを、末尾にテキストが追加されるように設定します。
Append を呼び出すと、ファイルが書き込み専用アクセスで開かれ、そのファイル ポインタがファイルの末尾に位置するように設定されます。F はテキスト ファイル変数で、AssignFile を使って外部ファイルと関連付けられる必要があります。指定された名前の外部ファイルが存在しない場合は、エラーが発生します。F で指定されたファイルが既に開いている場合は、いったん閉じてから開き直されます。ファイル ポインタの現在位置はファイルの末尾に設定されます。
System.Append は、0 か適切な I/O エラー コードのどちらかを返す標準手続きです。発生し得るエラーは次のいずれかです。
- I/O チェックが有効な場合({$I+} の場合)は実行時エラー(さらに uses 句に SysUtils が含まれている場合は例外)
- I/O チェックが無効な場合({$I-} の場合)は I/O エラー(System.IOResult 関数の場合と同様)
メモ: ファイルの最後の 128 バイト ブロックに
Ctrl+Z
(ASCII 26)が存在する場合は、そのブロック内の最初のCtrl+Z
が、次にファイルに追加された文字で上書きされるように、ファイル ポインタの現在位置が設定されます。こうして、Ctrl+Z
で終わるファイルにテキストを付加することができます。
F に名前が割り当てられなかった場合は、Append の呼び出し後、F は標準出力ファイルを参照します。