System.Round

• 親: System

Delphi

function Round(X: Real): Int64;

プロパティ

種類	可視性	ソース	ユニット	親
function	public	System.pas	System	System

説明

X を整数に丸めた値を返します。

Delphi では、Round 関数は実数型の値を整数型の値に丸めます。

X は実数型の式です。Round は、X を整数に丸めた値の Int64 値を返します。デフォルトの丸めモードは rmNearest です。X が 2 つの整数のちょうど中間にある場合、結果は常に偶数になります。この丸め方法は、よく "Banker's Rounding（銀行型丸め）" と呼ばれます。

X を丸めた値が Int64 の範囲内にない場合は、EInvalidOp 例外を使って処理できる実行時エラーが発生します。

メモ: Round の動作は、Set8087CW 手続きまたは System.Math.SetRoundMode 関数に影響されることがあります。

関連項目

• System.Int
• System.Trunc
• System.Set8087CW
• System.Math.SetRoundMode
• System.Math.RoundTo
• System.Math.SimpleRoundTo
• Delphi 組み込みルーチン
• 数値計算ルーチン
• 浮動小数点演算について
• 浮動小数点の精度の制御（Delphi for x64）（{$EXCESSPRECISION}）

コード例

• SystemRound（Delphi）
• SetRoundMode（Delphi）
• SystemCos（Delphi）