データ セキュリティ タイプおよびプロパティを使用したセキュリティの適用

提供: ER/Studio Data Architect
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データ ディクショナリのデータ セキュリティ管理機能を使用すると、データ モデル内にセキュリティ基準を設定するのに役立ちます。エンティティ、属性、サブモデル、またはモデルなどのモデル オブジェクトを分類して、データベース オブジェクトをさまざまなセキュリティ インパクト レベルやコンプライアンス マッピングに関連付けることができます。また、他のプロパティと同じように、データのセキュリティを文書化できます。レポート機能を使用すると、セキュリティ情報を他の関係者に知らせることができます。

  • データ セキュリティ タイプ:  監視対象となるセキュリティ面のトップレベルの記述です。デフォルトの例は「コンプライアンス」と「データ セキュリティの分類」です。独自のセキュリティ タイプを追加または編集して、そのタイプにプロパティを追加することもできます。たとえば、セキュリティの実施方法を記述する場合に、「実施方法」タイプを追加してから、「プロジェクトとモデルにはパスワードが必須」、「デフォルトで読み取り専用を設定」などのプロパティを指定します。
  • データ セキュリティ プロパティ:  監視対象となる特定のセキュリティ属性です。デフォルトの例は、「コンプライアンス マッピング」です。さまざまな業界のコンプライアンスおよびレポート基準のうちどれを管理すべきかについて記述します。独自のセキュリティ タイプを追加または編集して、そのタイプにプロパティを追加することもできます。たとえば、セキュリティの実施方法を記述する場合に、「実施方法」タイプを追加してから、「プロジェクトとモデルにはパスワードが必須」、「デフォルトで読み取り専用を設定」などのプロパティを指定します。

このトピックでは次の手順を説明します。

デフォルト セキュリティ情報を生成する

  1. [データ ディクショナリ]タブで[データ セキュリティ情報]フォルダを右クリックし、ショートカット メニューの[デフォルト セキュリティ情報の生成]をクリックします。
  2. デフォルト セキュリティ情報を既に作成済みの場合、[セキュリティ タイプの重複]ダイアログ ボックスで重複プロパティの解決方法を選択します。

[コンプライアンス マッピング]、[セキュリティ インパクト]、および[プライバシー レベル]という名前のセキュリティ プロパティが作成されます。これらのプロパティはご使用の環境に応じてカスタマイズできます。

メモ

  • デフォルトのセキュリティ プロパティを確認および編集するには、セキュリティ プロパティのオブジェクトを右クリックし、ショートカット メニューの[セキュリティ プロパティの編集]をクリックします。
  • デフォルト セキュリティ プロパティの編集後にデフォルト値にリセットするには、デフォルト プロパティを再生成して、[セキュリティ タイプの重複]ダイアログ ボックスで[既存オブジェクトをデフォルトで上書き]を選択します。

データ セキュリティ タイプを作成および編集する

  1. [データ ディクショナリ]タブで[データ セキュリティ情報]フォルダを右クリックし、ショートカット メニューの[セキュリティ タイプの作成]をクリックします。
  2. セキュリティ プロパティ タイプの名前とその説明を入力します。たとえば、このセキュリティ プロパティが使用される条件や理由などです。その後、[OK]をクリックします。
  3. 作成したデータ セキュリティ タイプを編集するには、セキュリティ タイプを右クリックして、ショートカット メニューの[セキュリティ タイプの編集]をクリックします。

データ セキュリティ プロパティを作成および編集する

  1. [データ ディクショナリ]タブでセキュリティ タイプのフォルダを右クリックし、ショートカット メニューの[セキュリティ プロパティの作成]をクリックします。
  2. 必要なセキュリティ プロパティを定義したら、[OK]をクリックしてエディタを閉じます。
  3. 作成したデータ セキュリティ プロパティを編集するには、プロパティ オブジェクトを右クリックして、ショートカット メニューの[セキュリティ プロパティの編集]をクリックします。

次に、一部のオプションについて補足説明します。

[名前]タブ

セキュリティ オブジェクトの名前を定義して、その説明を入力します。たとえば、このデータ セキュリティ プロパティが使用される条件や理由などです。

[値]ページ/タブ

このセキュリティ オブジェクトに含めるデータの種類を選択します。[テキスト リスト]データ型を選択した場合、使用できるデータ値の一覧を作成して、そのデフォルト値を設定できます。

[バインド情報]タブ

作成したセキュリティ プロパティをバインドするオブジェクト クラスおよび特定のオブジェクトを選択します。この設定は、各オブジェクトのエディタの[セキュリティ情報]タブで上書きできます。


関連項目