データ ディクショナリのチェックイン
Repository 内のデータ ディクショナリの操作 への移動
この操作により、作業が完了したデータ ディクショナリをチェックインできます。変更箇所はすべて Repository にマージされます。マージ処理中に矛盾点が検出された場合は、矛盾を解決するよう求められます。すべての矛盾を解決してマージが完了すると、マージの結果が Repository およびローカルのダイアグラムに追加されます。マージの結果はローカルのデータ ディクショナリにも追加されるため、Repository 内のデータ ディクショナリとのシンクロ状態が保持されます。
データ ディクショナリをチェックインすると、各データ ディクショナリ オブジェクトにバインドされた新しいバージョンのオブジェクトが Repository Server で作成される場合があります。たとえば、あるユーザー定義データ型を削除してからデータ ディクショナリをチェックインしたとします。削除したデータ型が属性にバインドされていた場合、Repository Server によって、そのバインド設定を含まない新しいバージョンの属性が作成されます。これは、データ ディクショナリ オブジェクトを削除すると、そのオブジェクトに関連したバインド設定がすべて除去されるためです。属性の［バージョン履歴］には新しいバージョンが表示され、自動生成されたコメントが付きます。この属性に対して［最新バージョンの取得］を実行すると、バインド設定のない新しいバージョンの属性がダイアグラムのローカル コピーに配置されます。データ ディクショナリをチェックインする前に、この属性を変更または削除すると、ローカル バージョンの属性と Repository Server によって作成された属性との間でマージの矛盾が発生します。変更を保持するには、ローカル バージョンの属性を選択してください。
このような動作は、データ ディクショナリ オブジェクトが更新されたデータ ディクショナリをチェックインする際に発生することもあります。たとえば、アタッチメントのデータ型を変更してから、そのアタッチメントが含まれるデータ ディクショナリをチェックインしたとします。そのアタッチメントにバインドされたオブジェクトに上書き値が設定されている場合、上書き値はアタッチメントの特定のデータ型に対してのみ有効なので、除去する必要があります。つまり、アタッチメントにバインドされた（データ ディクショナリまたはダイアグラム内の）オブジェクトは、上書き値が除去された新しいバージョンとして Repository 内に作成されます。
モデル エクスプローラの［データ ディクショナリ］タブをクリックして、対象のデータ ディクショナリ オブジェクトをクリックします。次に、［Repository］メニューの［データ ディクショナリ］をポイントし、［データ ディクショナリのチェックイン］をクリックします。
メモ： データ ディクショナリを変更した場合、ダイアグラムをチェックインする前に、データ ディクショナリをチェックインする必要があります。たとえば、データ ディクショナリにドメインを作成して、そのドメインをダイアグラムで使用した場合、ダイアグラムを先にチェックインするとエラーとなります。
メモ：
- 個々のデータ ディクショナリ オブジェクトを Repository にチェックインすることはできません。データ ディクショナリ全体のチェックインだけが可能です。
- ダイアグラムのローカル バージョンと Repository バージョンに矛盾がある場合、［変更の確認および矛盾の解決］ダイアログ ボックスが開きます。マージの矛盾と解決についての詳細は、「 ダイアグラムの分岐とマージ」を参照してください。
- データ ディクショナリを変更した場合、ダイアグラムをチェックインする前に、データ ディクショナリをチェックインする必要があります。たとえば、データ ディクショナリにドメインを作成して、そのドメインをダイアグラムで使用した場合、ダイアグラムを先にチェックインするとエラーとなります。