データ リネージ データ フローの作成と編集

提供: ER/Studio Data Architect
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データ リネージ データ フローは、データ変換と、ターゲット データを生成するために変換で使用されるソースのテーブルおよびカラムを編成およびカプセル化します。複数の階層にわたるマッピングを作成でき、次の図のように、2 つのエンティティ/テーブル間の異なる属性/カラムを複数の変換に含めることができます。

DLVisualizationComplete.gif

Magic Wand Icon.pngヒント: 変換タイプ、入力および出力、コード定義、ビジネス定義の表示/非表示を切り替えるには、[ダイアグラムとオブジェクトの表示オプション]ダイアログ ボックスの[変換]タブを使用します。詳細は、「構成とカスタマイズ」を参照してください。

データ リネージ データ フローを作成する

  1. モデル エクスプローラで、アプリケーション ウィンドウ下部の[データ リネージ]タブをクリックします。
  2. ダイアグラムを開いた後に、初めて[データ リネージ]タブをクリックすると、データ リネージ データ フローを作成するためのダイアログ ボックスが表示されます。[はい]をクリックします。
    ダイアグラムを開いた後に、既に[データ リネージ]タブをクリックしたことがある場合は、データ リネージ エクスプローラの[データ フロー]ノードを右クリックし、ショートカット メニューの[データ フローの作成]をクリックします。
  3. データ フローの名前を入力して、[OK]をクリックします。
    メモ: データ リネージ エクスプローラ内のデータ フローをクリックすると、アプリケーション ウィンドウの上部にあるダイアグラム タイトルのタブにデータ フロー名が追加されます。たとえば、「出版事業.dm1 - データ フロー モデル表示: サンプル データ フロー *」のように表示されます。
  4. データ移動ルールや、データのソースおよびターゲットをまだ作成していない場合は、「ソースおよびターゲットのテーブルとエンティティの関連付け」または「ソース システムの定義」の手順を終えてから手順 5 に進んでください。
  5. ソースとターゲットのテーブルまたはエンティティを選択して、[データ リネージ]ウィンドウにドラッグ アンド ドロップします。
    Magic Wand Icon.pngヒント: ソースとターゲットのテーブルまたはエンティティは複数指定することができます。必要なテーブルまたはエンティティをすべてドラッグ アンド ドロップします。
    Magic Wand Icon.pngヒント: 変換の入力および出力を表示するには、[データ リネージ]ウィンドウの空白領域を右クリックして、ショートカット メニューの[ダイアグラムとオブジェクトの表示オプション]をクリックします。次に、[変換]タブで[入力および出力]チェック ボックスをオンにします。
    Notepad blue icon 2.pngメモ: [Repository]、[データ ディクショナリ]、または[マクロ]タブをクリックしても、データ リネージ ウィンドウにはデータ フローが表示されたままです。ただし、[データ モデル]タブをクリックすると、データ リネージ ウィンドウはモデル ウィンドウに切り替わります。[データ リネージ]タブをクリックすると、データ リネージ ウィンドウが開きます。
  6. データ リネージ ウィンドウの空白領域を右クリックして、ショートカット メニューの[変換の挿入]をクリックします。
  7. 新しい変換をダブルクリックして、[変換エディタ]を開きます。
  8. [変換エディタ]で必要な設定を完了したら、[OK]をクリックしてエディタを閉じます。
    Magic Wand Icon.pngヒント: データ フローがいったん作成されたら、それをダブルクリックして名前を変更したり、変換やコンポーネントをダブルクリックしてプロパティを変更することができます。
  9. データ リネージ ウィンドウの空白領域を右クリックして、ショートカット メニューの[データ ストリームの挿入]をクリックします。
  10. 入力ソースをクリックして、次に変換オブジェクトをクリックします。すべての入力を変換オブジェクトにリンクするまで、この操作を繰り返します。
  11. 変換オブジェクトをクリックしてから、[出力]をクリックします。すべての出力を変換オブジェクトにリンクするまで、この操作を繰り返します。

以下では、[変換エディタ]のオプションの設定について説明します。 

すべてのタブに共通するボタン

[カラム]タブ

[定義]タブ

[データ移動ルール]タブ

[アタッチメント]タブ

関連項目

すべてのタブに共通するボタン

[名前]:  変換の名前をこのフィールドで編集できます。

[タイプ]:  一覧から変換タイプを選択します。テキスト フィールドに既存の変換タイプ、または新しい変換タイプの名前を入力することもできます。

[カラム]タブ

このタブ(属性にも使用されます)では、変換の入力と出力について、[親モデル]、[親オブジェクト]、[属性/カラム]、[データ型]、および[定義]が表示されます。

  • [入力]:  [...]をクリックして、この変換で変換対象となるソース データを選択します。テーブルのすべてのカラムを選択するか、一部のカラムのみを選択して、変換の入力に指定できます。
  • [出力]:  [...]をクリックして、この変換で作成される出力データを選択します。

[定義]タブ

  • [ビジネス]:  変換の説明を入力します。
  • [コード]:  変換を実行するコードを入力します。たとえば、SELECT 文、VB Basic や JavaScript のファンクションまたはプロシージャ コードなどです。

[データ移動ルール]タブ

データ リネージ エクスプローラの[データ移動ルール]ノードに作成されたルールが表示されます。

Notepad blue icon 2.pngメモ: 入力/出力カラムを除去または編集するには、[データ リネージ]ウィンドウで変換をダブルクリックします。変換エディタの[...]をクリックして、除去するカラムの選択を解除します。

[アタッチメント]タブ

アタッチメント(外部情報)を変換にバインドします。また、オブジェクトからアタッチメントを削除したり、アタッチメントのバインドのデフォルト値を上書きしたり、バインドされたアタッチメントの位置を変更することもできます。選択したアタッチメントのグリッド(画面の右側)に移動したアタッチメントの値をオーバーライドするには、対象となるアタッチメントの[値]フィールドをダブルクリックします。アタッチメントのデータ型に応じて、[上書き値エディタ]またはリスト ボックスが表示されます。アタッチメントは[データ ディクショナリ]タブの[アタッチメント]フォルダで作成されます。その際、アタッチメント タイプ エディタの[アタッチメント タイプの使用]タブで[変換]チェック ボックスをオンにする必要があります。そうでない場合、変換エディタの[アタッチメント]タブにそのアタッチメントが表示されません。

  • 他のデータベース オブジェクトと同様に、変換を右クリックして、ショートカット メニューの[コメント]をクリックすると、変換にコメントを追加できます。

関連項目