モデル オブジェクトの論理から物理への変換
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物理設計の問題を検討する前に、物理設計が対応する論理設計にどのようにマッピングされるのかを理解しておくことが重要です。ER Studio Data Architect では、論理設計から物理設計を導出する際に、論理モデル オブジェクトが物理モデルオブジェクトに変換されます。次の表に、さまざまな論理オブジェクトがどのような物理オブジェクトに変換されるかを示します。これらの変換について理解することで、物理設計を論理設計から変更した際の影響を適切に評価できます。
次の表に、各論理モデル オブジェクトと対応する物理モデル オブジェクトを示します。
論理モデル オブジェクト |
物理モデル オブジェクト |
備考 |
---|---|---|
エンティティ |
テーブル |
エンティティはテーブルに直接変換されます。多次元モデルでは、スキーマの分析に基づき、テーブル タイプ(ファクト、ディメンション、スノーフレーク、または未定義)が自動的に割り当てられます。 |
属性 |
カラム |
属性はテーブル カラムに直接変換されます。 |
ビュー |
ビュー |
ビューは論理モデルと物理モデルの間で直接変換されます。ただし、一部のデータベース プラットフォームには、物理ビュー定義に適用できる追加のプロパティがあります。 |
リレーションシップ |
外部キー |
リレーションシップは物理設計で外部キーになります。参照整合性は外部キー制約またはトリガーを使用して実装できます。 |
主キー |
ユニーク インデックスまたは主キー制約 |
主キーはユニーク インデックスまたは主キー制約として実装できます(データベース プラットフォームに依存)。 |
代替キー |
ユニーク インデックスまたはユニーク制約 |
代替キーはユニーク インデックスまたはユニーク制約として実装できます(データベース プラットフォームに依存)。 |
逆方向エントリ キー |
非ユニーク インデックス |
逆方向エントリは非ユニーク インデックスに変換できます。 |
デフォルト |
デフォルトまたはデフォルト式 |
Sybase および Microsoft SQL Server の場合、データ ディクショナリのデフォルトはデフォルト オブジェクトに変換されます。その他のデータベース プラットフォームでは、デフォルト式に変換されます(データベース プラットフォームでサポートする場合)。 |
ルール |
ルール、CHECK 制約、デフォルト値 |
Sybase および Microsoft SQL Server の場合、データ ディクショナリのルールはルール オブジェクトに変換されます。その他のデータベース プラットフォームでは、CHECK 制約に変換されます(データベース プラットフォームでサポートする場合)。 |
リレーションシップ |
外部キー |
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定義 |
コメント |
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ユーザー データ型 |
ユーザー データ型またはベース データ型 |
Sybase および Microsoft SQL Server の場合、データ ディクショナリのデータ型はユーザー データ型に変換されます。その他のデータベース プラットフォームでは、ベースとなるデータ型定義に変換されます。 |
ドメイン |
カラム定義 |
ドメインは、ドメインを参照する各カラムのベース カラム定義に変換されます。 |