非正規化マッピングを含むダイアグラムのアップグレード

提供: ER/Studio Data Architect
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非正規化マッピング(横分割、縦分割、親テーブルに統合、子テーブルに統合など)の情報は、テーブルのデータと併せて管理され、テーブル エディタの[論物関連]タブに表示されるようになりました。モデル エクスプローラの[データ モデル]タブのツリーには表示されません。[論物関連]タブから、そのテーブルの非正規化の履歴を確認することができます。

非正規化の機能がバージョン 9.0 で変更されたので、非正規化マッピングを含む既存のドキュメントは、ER Studio Data Architect 9.0 の新機能を使用できるようにアップグレードされます。たとえば、以前のバージョンの ER/Studio の非正規化マッピングを使うファイルから物理モデルをインポートすると、次の警告が表示されます。

DenormMappingWarning.png

非正規化マッピングは、テーブル データと共に管理されるようになり、テーブル エディタの[論物関連]タブで確認および編集できます。非正規化の履歴、つまりマッピング前のテーブルのカラム、インデックス、およびリレーションシップは保存されなくなり、非正規化専用の[非正規化マッピングの取り消し]および[非正規化マッピングの確定]機能は廃止されました。代わりに、非正規化マッピングでは、製品が備える通常の[元に戻す]機能が使用でき、他の操作と同じく、操作を実行する前の状態に戻すことができます。ただし、マッピング前のテーブルの名前は保存されます。マッピング前の基本的な情報のみが保存されるため、非正規化情報を含む DM1 ファイルのサイズが小さくなり、ファイルを開く時間も短縮されます。

詳細は、「物理モデルのクエリー パフォーマンスの最適化(物理モデルの非正規化)」を参照してください。

バージョン 8.5 以前の dm1 ファイルをバージョン 9.0 以降にアップグレードする際に、非正規化マッピングを含むダイアグラムを開こうとすると、次のようなメッセージが表示されます。

DenormUpgrade1.gif

Repository で[ダイアグラム データのバージョンアップ]ユーティリティを実行する際にも、同様のメッセージが表示されます。

次のような非正規化情報を含むバージョン 8.5 のファイルを、バージョン 9.0 の形式に変換します。

DenormBefore.gif

バージョン 9.0 以降では次のように表示されます。

DenormAfter.gif

関連項目