リリース ノート
ER/Studio Data Architect 10.0.2 へようこそ
リリース ノート最終更新日: 2015 年 3 月 3 日
ER/Studio Data Architect をご利用いただき、ありがとうございます。本製品は、これまで ER/Studio と呼ばれていたもので、データベースの論理/物理設計および構築を目的とした、数々の賞に輝くデータ モデリング アプリケーションです。ER/Studio Data Architect(ER/Studio DA)では、強力なマルチ レベルの設計環境により、大規模で複雑なデータベース アプリケーションの構築および保守を行うデータベース管理者、開発者、データ アーキテクトの日常的なニーズに応えることができます。
ER/Studio Data Architect の先進的なインターフェイスおよびプロセスは、これまでデータ モデリング ツールを悩ませてきた使いやすさの問題に効果的に対処できるように論理的に整理されました。このアプリケーションにより、企業内での基幹データベース設計の作成、理解、管理が容易になります。強力な論理設計機能、論理/物理設計の双方向同期、データベースの自動構築、データベースの正確なリバース エンジニアリング、HTML ベースの強力なドキュメントおよびレポート生成などの機能を提供します。本製品を使用する前に、次の情報に目を通してください。
インストール上の重要な注意事項
本リリースに関する重要な報告
バグ修正
Embarcadero Connect から ER/Studio Team Server へのアップグレード
ER/Studio Repository 6.7 へのアップグレード
リリース 10.0.2 の特長の概要
MongoDB の認証オプション
MongoDB データベースをリバース エンジニアリングする際に、さらなる認証オプションが使用可能になりました。
MongoDB のフォワード エンジニアリング
[DDL 生成ウィザード] を使って、MongoDB データベースをフォワード エンジニアリングできるようになりました。
Sybase IQ 15 および 16 のサポート
Sybase IQ の最新バージョンをサポートするようになりました。このサポートには ODBC 接続、SQL のインポート、データベースのフォワード エンジニアリングが含まれています。
リリース 10.0.1 の特長の概要
64 ビット版を新しく提供
ER/Studio Data Architect と ER/Studio Repository は 64 ビット ネイティブ アプリケーションとして動作するようになりました。別個のインストーラを使用すれば、32 ビット アプリケーションか 64 ビット アプリケーションのどちらかを選ぶことができます。64 ビット版の ER/Studio Data Architect を使用する場合は、64 ビット版の DBMS プラットフォーム ドライバを使用する必要があります。
パフォーマンスの向上
メモリ モデルの改良により、モデル リポジトリは、特に大規模なモデルの場合に、パフォーマンスが向上しました。
Hive DB のサポート
ビッグ データ プラットフォームのサポート強化の一環として、本リリースでは、Hive 0.12 および 0.13 モデルのリバース エンジニアリングをネイティブ サポートしています。
MongoDB のサポート
プラットフォーム サポート拡大の一環として、また、(ER/Studio に固有のネストしたデータ階層を示す表記法など)非構造化データ形式のメタデータを把握しやすくするために、本リリースでは、MongoDB 2.4 および 2.6 をネイティブ サポートしています。
インポート ブリッジの更新
インポート ブリッジのサポート リストが更新されました。最新のサポート リストについては、当社サイトの MetaWizard インポート/エクスポート ブリッジに関するページを参照してください。
Sax Basic の更新
Sax Basic バージョン 10(現在は WinWrap Basic と呼ばれます)が最新バージョンにアップグレードされました。この更新には、最新の機能と更新版のドキュメントがすべて含まれています。
MIMB 8.0 の更新
MetaWizard ブリッジには、64 ビット ERWin インポート ブリッジが含まれるようになりました。
リリース ノート
インストール上の重要な注意事項
- ER/Studio Data Architect の 64 ビット クライアント版をインストールする場合は、同ソフトウェアの 32 ビット版が既にインストールされていれば、それをアンインストールする必要があります。
- Microsoft Windows に ER/Studio Data Architect をインストールするには、管理者権限が必要です。ER/Studio Data Architect のインストールが完了したら、標準または制限ユーザーとしてログインし、管理者権限を持たずにアプリケーションを使用できます。
- ER/Studio Data Architect を実行するには、有効なライセンス情報を提示する必要があります。
- ER/Studio Data Architect をインストールすると、これまで Program Files フォルダ下に格納されていた特定のファイルおよびディレクトリは、デフォルトでシステム指定のアプリケーション データ ディレクトリにインストールされるようになりました。
- インストール時に、次のディレクトリが作成されます。
- データ型マッピング エディタ ファイルのディレクトリ(ユーザー生成のデータ型マッピング ファイルのデフォルトの格納場所にもなります):
- Windows XP の場合: C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\Embarcadero\ERStudioDA_X.X\DatatypeMapping
- Windows 8、Windows 7、Windows Vista の場合: C:\ProgramData\Embarcadero\ERStudioDA_X.X\DatatypeMapping
- オートメーション ハンドラ ファイルのディレクトリ(サンプル マクロのデフォルトの格納場所にもなります):
- Windows XP の場合: C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\Embarcadero\ERStudioDA_X.X\Macros
- Windows 8、Windows 7、Windows Vista の場合: C:\ProgramData\Embarcadero\ERStudioDA_X.X\Macros
- サンプル モデル ファイルのディレクトリ(ER/Studio Data Architect プログラム グループにショートカットが生成されます):
- Windows XP の場合: C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\Embarcadero\ERStudioDA_X.X\Sample Models
- Windows 8、Windows 7、Windows Vista の場合: C:\ProgramData\Embarcadero\ERStudioDA_X.X\Sample Models
- データ型マッピング エディタ ファイルのディレクトリ(ユーザー生成のデータ型マッピング ファイルのデフォルトの格納場所にもなります):
- アプリケーションを初めて実行すると、ER/Studio Data Architect により次のディレクトリが作成されます。
- Repository クライアントで Repository サーバーとのファイル転送に使用されるディレクトリ:
- Windows XP の場合:
- C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Application Data\Embarcadero\ERStudio\RepoIn
- C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Application Data\Embarcadero\ERStudio\RepoOut
- Windows 8、Windows 7、Windows Vista の場合:
- C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Embarcadero\ERStudio\RepoIn
- C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Embarcadero\ERStudio\RepoOut
- Windows XP の場合:
- レポート ファイルのデフォルト ディレクトリ:
- Windows XP の場合: C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Application Data\Embarcadero\ERStudio\Reports
- Windows 8、Windows 7、Windows Vista の場合: C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Embarcadero\ERStudio\Report
- SQL スクリプトのデフォルト ディレクトリ:
- Windows XP の場合: C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Application Data\Embarcadero\ERStudio\SQLCode
- Windows 8、Windows 7、Windows Vista の場合: C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Embarcadero\ERStudio\SQLCode
- クイック ウィザード ファイルのデフォルト ディレクトリ:
- Windows XP の場合: C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Application Data\Embarcadero\ERStudio\XML
- Windows 8、Windows 7、Windows Vista の場合: C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Embarcadero\ERStudio\XML
- 新規ダイアグラムのデフォルトの保存場所:
- Windows XP の場合: C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\Embarcadero\ERStudioDA_X.X\Sample Models
- Windows 8、Windows 7、Windows Vista の場合: C:\Users\<ユーザー名>\Documents\ERStudioDA_X.X
- Repository クライアントで Repository サーバーとのファイル転送に使用されるディレクトリ:
本リリースに関する重要な報告
ER/Studio Portal は ER/Studio Data Architect ではサポートされなくなりました。これまで ER/Studio Portal で提供されてきた機能の大半は、ER/Studio Team Server で提供されるようになりました。これまで[Repository]タブを使用してポータルをブラウズしていたユーザーは、代わりに Web ブラウザを使用できます。
バグ修正
特定のバグ番号を検索するには、お使いの Web ブラウザの検索機能を使用してください。また、下記のリンクをクリックすると、特定のビルドで対処された問題を確認できます。
ER/Studio Data Architect 10.0.2 で修正されたバグ
ERS-23914 | ER/Studio で Hortonworks Hive ODBC ドライバをサポートするようになりました。 |
ERS-24042 | MetaWizard で MS SQL Sever Analysis Services 2012 をサポートするようになりました。 |
ERS-24059 | "Selectively Update Index(選択したインデックスの更新)" 系マクロが WinWrap Basic で正常に動作するように修正されました。 |
ERS-24082 | [リバース エンジニアリング ウィザード] で、選択した複数のデータベース項目をクイック ウィザードを使って正しく保存できるようになりました。 |
ERS-24094 | サンプル マクロ "Move-Up Key Columns(キー カラムを上に移動)" が、親テーブルのカラム順序を反映するように改良されました。 |
ERS-24126 | MetaWizard での Sparx Enterprise Architect ファイルのインポートに関するいくつかの問題が解決されました。 |
ERS-24141 | データ型の変更時にカラムの NULL オプションが変更されなくなりました。 |
ERS-24145 | [テーブル エディタ] 内で Teradata テーブル間の切り替えを行っても、アプリケーションが安定した状態を保つようになりました。 |
ERS-24213 | 30 文字より長い名前の Teradata テーブルのリバース エンジニアリングを ER/Studio でサポートするようになりました。 |
ERS-24248 | サンプル マクロ "Export Meta Data to Excel Version 2.1(メタデータを Excel 2.1 にエクスポート)" で、PK プロパティと FK プロパティが正常にエクスポートされるようになりました。 |
ERS-24256 | リレーションシップの動詞句の位置が正しく保存されるようになりました。 |
ERS-24387 | サブモデルが多数含まれているダイアグラムでのモデリング時のパフォーマンスが大幅に向上しました。 |
ER/Studio Data Architect 10.0.1 で修正されたバグ
修正されたバグ | |
ERS-16201 | マクロ エディタが Microsoft Excel 12.0 オブジェクト ライブラリで正常に動作するようになりました。 |
ERS-16441 | SQL Server 拡張プロパティの予約語は自動的には引用符で囲まれなくなりました。 |
ERS-21372 | Oracle の推奨事項に従って、Oracle 用のリポジトリ分析スクリプトでは COMPUTE 句と ESTIMATE 句を使用しません。 |
ERS-21800 | オブジェクト名変更ユーティリティを使った検索および置換時の特定のエラーが修正されました。 |
ERS-22313 | 比較ウィザードでは、サブパーティションの DDL の生成時に数値を引用符で囲まなくなりました。 |
ERS-22864 | 大きいファイルを保存する際のパフォーマンスが大幅に向上しました。 |
ERS-23207 | 名前にアポストロフィを含む SQL Server テーブルが正常にリバース エンジニアリングされるようになりました。 |
ERS-23417 | ポップアウト カラム エディタの[データ リネージ]タブで[編集]ボタンが有効になりました。 |
ERS-23442 | "データ リネージを EXCEL から IMPORT" マクロが更新されました。 |
ERS-23458 | "参照値を EXCEL から IMPORT" マクロで、数字の名前が付いた参照値がインポートされるようになりました。 |
ERS-23463 | オートメーション インターフェイスを使って TINYINT カラムを UNSIGNED に設定できるようになりました。 |
ERS-23465 | 汎用 DBMS プラットフォームでは新規インデックスが一意インデックスとして作成されなくなりました。 |
ERS-23512 | モデルを比較およびマージしチェックインすると、重複した属性が追加されます。 |
ERS-23526 | オートメーション プロパティ MappedObjectName は、可能な場合には、物理名を返すようになりました。 |
ERS-23534 | .erwin ファイル内のサブタイプが正常にインポートされるようになりました。 |
ERS-23562 | [属性プロパティ]/[カラム プロパティ]オプションを選択してレポートを生成したときも、レポート ウィザードが安定した状態を保つようになりました。 |
ERS-23684 | 数値データ型の属性について相違点が誤って報告されることはなくなりました。 |
ERS-23689 | 外部キー ループが含まれている ERwin ファイルのインポートが正常に機能するようになりました。 |
ERS-23703 | 数値データ型のドメインを使用する場合に[桁数]フィールドが誤って変更されることはなくなりました。 |
ERS-23706 | 非常に大規模なモデル内のエンティティ間で属性をドラッグしても、エラーが発生しなくなりました。 |
ERS-23675 | MongoDB JSON オブジェクトはオートメーション インターフェイスで完全にはサポートされていません。 |
ERS-23878 | TSVisualization ActiveX コントロールの loadExtensionFactory メソッドにおけるリモート コード実行の脆弱性。 |
ERS-23865 | Oracle 物理モデルのテーブルスペース情報が正しく生成されるようになりました。 |
既知の問題 | |
ERS-23001 | テーブルのナビゲーション時および編集時にパフォーマンス上の問題が発生します。 |
ERS-24257 | 比較とマージ ウィザードの URI で MongoDB に接続できません。 |
ERS-23678 | MongoDB からのリバース エンジニアリングで、さまざまなデータ型のフィールドや配列を含んだ間違った結果が生成されます。 |
ERS-23791 | 比較/マージで MongoDB オブジェクトを適切にマージできない場合があります。 |
アップグレード手順
Embarcadero Connect から ER/Studio Team Server へのアップグレード
ER/Studio Team Server へのアップグレードの詳細については、「ER/Studio Team Server アップグレード ノート」を参照してください。
移行に関するテクニカル ノートも確認してください。
ER/Studio Repository 6.7 へのアップグレード
「旧バージョンからのアップグレード」を参照してください。
エンバカデロ・テクノロジーズのテクニカル サポート
サポート チームに連絡するには、サポート ページ(embarcadero.com/support)にアクセスしてください。
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