Repository 項目のチェックアウト

提供: ER/Studio Data Architect
移動先: 案内検索

Repository 内のオブジェクトの操作 への移動

チェックアウト操作を実行すると、Repository に追加された項目に変更を加えることができます。たとえば、ダイアグラム、モデル、サブモデル、データ モデル オブジェクト、データ ディクショナリ、データ ディクショナリ オブジェクト、およびデータのソース/ターゲットなどをチェックアウトできます。Repository 項目をチェックアウトする基本的な手順は、すべてのオブジェクト タイプで同じです。

メモ: 既にチェックアウト済みの項目をチェックアウトすると、その項目のローカル バージョンと Repository バージョンがシンクロします。

  1. 既存の Repository ダイアグラムを開きます。
  2. チェックアウトする項目をクリックするか、または Ctrl キーを押しながら、チェックアウトする複数の項目をクリックします。
  3. 選択した項目を右クリックして、[チェックアウト]をクリックします。
    ショートカット メニューのチェックアウト オプションは、選択した項目のタイプによって変わります。[ダイアグラムのチェックアウト]、[モデルのチェックアウト]、[サブモデルのチェックアウト]、[オブジェクトのチェックアウト]、[データ ディクショナリのチェックアウト]、[データ ディクショナリ オブジェクトのチェックアウト]、[ソース/ターゲットのチェックアウト]、または[データ フローのチェックアウト]のいずれかになります。
    メモ: データ ディクショナリをチェックアウトすると、[データ リネージ]タブで定義されたすべてのデータ移動ルールもチェックアウトされます。
  4. [Repository チェックアウト]ダイアログ ボックスで必要なオプションを指定したら、[OK]をクリックしてチェックアウト処理を開始します。
    次に、一部のオプションについて補足説明します。
    • [最新の Repository ダイアグラム データとシンクロ]: ローカルのダイアグラム データと Repository のダイアグラム データをシンクロします。たとえば、ローカル バージョンと Repository バージョンとの間で、オブジェクトの配置や背景色が異なる場合は、ローカルのダイアグラムを Repository の情報で更新できます。通常、このオプションをオンにしないほうがチェックアウト操作の時間が短縮されます。このオプションをオンにするのは、Repository からオブジェクトの最新バージョンを取得する場合のみにしてください。
    • [排他的にチェックアウト]: 項目を排他的にチェックアウトします。排他的にチェックアウトされた項目を、他のユーザーがチェックアウトすることはできません。排他的にチェックアウトしたユーザーのみが、その項目を修正して、Repository に変更点を反映することができます。

他のユーザーには、排他的にチェックアウトされたオブジェクトへの読み取り専用アクセスまたは「遅延チェックアウト」アクセス(あるいはその両方)が許可されます。サブモデル A とサブモデル B で共有しているオブジェクトがある場合、ユーザー A がサブモデル A を排他的にチェックアウトすると、ユーザー B はサブモデル B を排他的にチェックアウトすることはできません。

メモ

  • 多数のリレーションシップの親となる項目をチェックアウトすると、そのリレーションシップに依存した項目もチェックアウトされます。
  • 他のユーザーがチェックアウト済みの項目を、排他的にチェックアウトすることはできません。項目をチェックアウトしたユーザーを確認するには、その項目を右クリックして、ショートカット メニューの[バージョン履歴]をクリックし、[チェックアウト状態]タブをクリックします。
  • [排他的にチェックアウト]チェック ボックスをオンにしなかった場合、モデルにオブジェクトを追加しようとすると、モデルの排他的なチェックアウトを求めるメッセージが表示されます。
  • ローカルで作業中に、Repository からオブジェクトをチェックアウトすると、そのオブジェクトの書き込み可能なコピーがローカル マシンに保存されます。その後、Repository との接続を解除しても、そのまま変更作業を続行できます。Repository に再接続しても、オブジェクトはチェックアウトされたままの状態になります。変更を保存するには、Repository にログインして変更をチェックインする必要があります。
  • ダイアグラム全体をチェックアウトする代わりに、1 つのオブジェクトまたは複数のオブジェクトを取得することもできます。
  • あるオブジェクトをチェックアウトすると、そのオブジェクトと構造上の依存関係があるオブジェクト、および参照整合性による依存関係があるオブジェクトもチェックアウトされます。つまり、依存関係があるすべてのオブジェクトの最新バージョンも同時に取得されます。
  • Repository のチェックアウト手順は、ダイアグラムでもオブジェクトでも同じです。モデル エクスプローラで選択する項目によって、ショートカット メニューの項目が変わります。
  • 複数のユーザーが同じオブジェクトを同時にチェックアウトできます。
  • 適切に分離されたタスクがモデリング チームに割り当てられている場合は、排他的チェックアウトをお勧めします。たとえば、異なるモデル作成者が作業している 1 つのモデルについて、複数のサブモデルを持つことができます。サブモデル全体を排他的にチェックアウトした場合、他のユーザーは、他のサブモデルに表示されているそのサブモデルの要素を使用できなくなります。たとえば、サブモデル A と B で「PARTY」というオブジェクトを共有している場合に、サブモデル A が排他的にチェックアウトされると、サブモデル B を排他的にチェックアウトすることはできません。
  • ダイアグラム全体を Repository からチェックアウトできます。この操作を行うと、ダイアグラムのデータ ディクショナリもチェックアウトされます。
  • ダイアグラム レベルでのチェックアウトは、個別のオブジェクトをチェックアウトするより高速です。これは、関連するオブジェクトも選択またはチェックアウトされているかどうかを確認するために、選択されたオブジェクトを ER/Studio が処理しなくて済むためです。これは、非同期のチェックアウト時に最も顕著になります。これは同期的なチェックアウトやチェックインにも当てはまりますが、これらの操作ではプロセスの一部として最新バージョンの取得オプションが実行されるため、効果はあまり明確ではありません。
  • データ ディクショナリ オブジェクトを個別にチェックアウトすることもできます。データ ディクショナリ オブジェクトが属性にバインドされていない場合は、そのデータ ディクショナリ オブジェクトをチェックアウトまたはチェックインしても、ダイアグラムには影響しません。データ ディクショナリ オブジェクトが属性にバインドされており、データ ディクショナリ オブジェクトを変更すると属性に影響する場合は、その属性は遅延チェックアウト対象としてマークされます。

関連項目