ファンクションの作成と編集

提供: ER/Studio Data Architect
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ファンクションは、ユーザーが定義するサブルーチンです。C、COBOL、または Java のようなプログラミング言語で記述することができ、スカラー値やテーブル全体を返します。また、別のファンクションを呼び出したり、SQL で記述してスカラー値を返すこともできます。ファンクションは、再利用可能なアプリケーション ロジックとして使用できます。ファンクションを使用すると、オブジェクトに含まれている元データにアクセスして操作するための最適な方法を決定できます。ファンクションは複数のパラメータを受け取り、呼び出し側のプログラムに 1 つの値を返します。データベースでは、ファンクションを使用して、入力されるデータの妥当性を確認できます。たとえば、ファンクションを使用して郵便番号を検証できます。郵便番号を検証するルーチンを呼び出し、郵便番号が有効かどうかによって TRUE または FALSE を返すことができます。

ファンクション SQL エディタを使用して、再利用可能なファンクションを作成できます。作成したファンクションにはアタッチメントをバインドできます。テーブル エディタの[依存関係]タブからファンクションを追加することもできます。パッケージは特定のテーブルには関連付けられず、データベースに格納されます。

SQL ファンクションは、次のデータベース プラットフォームでサポートされます。

  • IBM DB2 for LUW 5.x、6.x、7.x、8.x、9.x、10.x
  • Microsoft SQL Server 2000 ~ 2014
  • Oracle 7.x、8.x、9i、10g、11g、12c
  • Sybase ASA 6.0、7.0、8.0、9.0、Adaptive Server IQ 12

ストアド SQL ファンクションの作成

  1. モデル エクスプローラで、物理モデルを展開します。[ファンクション]ノードを右クリックして、ショートカット メニューの[ファンクションの作成]をクリックします。
  2. [ファンクション SQL エディタ]で必要な設定を完了したら、[OK]をクリックするとファンクションが作成されます。
  3. 作成したファンクションを編集するには、ファンクションを右クリックして、ショートカット メニューの[ファンクションの編集]をクリックします。


[説明]タブ

ファンクションの定義を入力または編集します。対象となるデータベースでサポートされている場合は、SQL コードの生成時に、この定義がテーブル コメントとして追加されます。

[アクセス許可]タブ

アクセス ロールおよびユーザーのアクセス許可をファンクションに設定します。アクセス許可を細かく設定するほど、その保守や更新に時間がかかるようになりますので、ご注意ください。ファンクション エディタには、あらかじめ作成済みのロールとユーザーが表示されます。詳細は、「データベース ロールの作成と編集」および「データベース ユーザーの作成と編集」を参照してください。

[アタッチメントのバインド]タブ

アタッチメント(外部情報)をファンクションにバインドします。また、オブジェクトからアタッチメントを削除したり、アタッチメントのバインドのデフォルト値を上書きしたり、バインドされたアタッチメントの位置を変更することもできます。選択したアタッチメントのグリッド(画面の右側)に移動したアタッチメントの値をオーバーライドするには、対象となるアタッチメントの[値]フィールドをダブルクリックします。アタッチメントのデータ型に応じて、[上書き値エディタ]またはリスト ボックスが表示されます。アタッチメントは、[データ ディクショナリ]タブの[アタッチメント]フォルダに作成されます。詳細は、「データ モデルへの外部ドキュメントの関連付け」を参照してください。

メモ

  • ファンクションおよびプロシージャの編集時に好みの SQL エディタを起動するよう設定することができます。[オプション]ダイアログ ボックスの[SQL 編集エディタ]タブで、ER/Studio Data Architect から出力された SQL を管理するために起動する SQL エディタの名前と場所を入力できます。[ツール|オプション...|SQL 編集エディタ|SQL 編集エディタ リンク先] を選択してください。
  • 新規モデルに対して、次の操作を実行できます。
  • スキーマ オブジェクトの説明や関連付けられた記号を表示するには、[ツール|オプション...|表示] を選択し、適切な表示オプションを選択します。
  • 無効なスキーマ オブジェクトを非表示にするには、[ツール|オプション...|スキーマ オブジェクト] を選択し、[無効なスキーマ オブジェクトのビットマップを表示しない]をオンにします。
  • 現在のデータ モデルに対して、次の操作を実行できます。
  • スキーマ オブジェクトやオブジェクトのリレーションシップ、およびオブジェクトの定義や記号を表示するには、[表示|ダイアグラムとオブジェクトの表示オプション|スキーマ オブジェクト] で、必要な表示オプションを選択します。
  • スキーマ オブジェクトの上にマウス ポインタを置いたときに表示される内容を設定するには、[ツール|オプション...|ダイアグラム|スキーマ オブジェクト表示] で、オブジェクトの説明や関連する DDL を表示するかどうかを選択します。


関連項目