リレーションシップの表記法の設定

提供: ER/Studio Data Architect
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データ モデルのリレーションシップは、IDEF1X 表記法、または 3 種類の IE 表記法のいずれか 1 つを使用して表すことができます。


リレーションシップの IDEF1X および IE 表記法

IDEF1X 表記法は、E. F. Codd が設計した関係データ モデルと、Peter Chen が設計したエンティティ リレーションシップ モデルを基本にしています。しかし、それらのモデルと、IDEF1X モデルには違いがあります。Peter Chen または E. F. Codd の設計を使用して作成したモデルと、ER/Studio Data Architect で IDEF1X 表記法を使用して作成したモデルは、見た目が異なります。

IDEF1X 表記法を使用すると、主キーや外部キーを簡単に表示できます。また、依存型リレーションシップを使用して、主キーを一連のエンティティに連鎖して移行できる利点(および危険性)があります。

IDEF1X 表記法

次の図は、ER/Studio Data Architect で IDEF1X 表記法を使用したリレーションシップがどのように表示されるかを示しています。

Notation IDEF1X.gif

IE 表記法では、データ モデリングへのより抽象的なアプローチがサポートされているため、IDEF1X 表記法よりも意味論上優れていると考えられます。IE 表記法は、サブタイプのサポートに関してより柔軟性があり、ロールアップ(汎化)およびロールダウン(特化)の変換が可能です。さらに、IE 表記法では主キーがあまり重視されないため、使用する論理キーを早期に検討する必要がありません。

IE(James Martin)表記法

次の図は、ER/Studio Data Architect で IE(James Martin)表記法を使用したリレーションシップがどのように表示されるかを示しています。

Notation IE MartinFinkelstein.png

IE(鳥の足)表記法

次の図は、ER/Studio Data Architect で IE(鳥の足)表記法を使用したリレーションシップがどのように表示されるかを示しています。

Notation IE CrowsFeet.png

IE(外部キー非表示)表記法

次の図は、ER/Studio Data Architect で IE(外部キー非表示)表記法を使用したリレーションシップがどのように表示されるかを示しています。

Notation IE HideFK.gif

すべてのダイアグラム モデルのリレーションシップ表記法の変更

  1. [表示|ダイアグラムとオブジェクトの表示オプション...]を選択します。
  2. [リレーションシップ]タブをクリックします。
  3. [リレーションシップの表示設定]で、使用する表記法を選択して、[OK]をクリックします。

選択したモデルのリレーションシップ表記法の変更

  1. 対象のモデルを右クリックし、ショートカット メニューの[モデル オプション...]をクリックします。
  2. [全般オプション]タブの[表記法]で、使用する表記法を選択してから[OK]をクリックします。

Notepad blue icon 2.pngメモ: モデルのリレーションシップ表記法を変更しても、モデルの構造の表示が変わるわけではなく、コネクタが変わるだけです。表記法の違いは、IE(鳥の足)ではオプショナル リレーションシップに破線のリレーションシップ ラインを使用するのに対し、Martin 表記法ではここにも実線を使用することです。

関連項目