Soap.InvokeRegistry.TSOAPHeader

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Soap.InvokeRegistry.TRemotableSystem.TObjectTSOAPHeader

Delphi

TSOAPHeader = class(TRemotable)

C++

class PASCALIMPLEMENTATION TSOAPHeader : public TRemotable

プロパティ

種類 可視性 ソース ユニット
class public
Soap.InvokeRegistry.pas
Soap.InvokeRegistry.hpp
Soap.InvokeRegistry Soap.InvokeRegistry

説明

TSOAPHeader は,Web サービスアプリケーション内にコード化されたメッセージを含む SOAP エンベロープのヘッダーを表します。

TSOAPHeader オブジェクトは,SOAP ヘッダーを表すクラスの基本クラスです。各ヘッダー型には TSOAPHeader の下位オブジェクトが関連付けられており,この下位オブジェクトはリモート可能な型レジストリに登録されています。TSOAPHeader の下位オブジェクトは,ほかのリモート可能型と同様に,ヘッダーの名前を型名として使って登録してください。WSDL ドキュメントをインポートすると,TSOAPHeader の下位オブジェクトを定義および登録するためのコードが自動的に生成されます。

TSOAPHeader の下位オブジェクトは,起動レジストリを使って登録することもできます。起動レジストリの RegisterHeaderClass メソッドは,ヘッダークラスと,それに含まれるべき呼び出し可能なインターフェースを関連付けます。ヘッダーを起動レジストリに登録するのは次の 2 つの目的のためです。

サーバーが,Web サービスについての WSDL 情報をパブリッシュすると,結果の WSDL ドキュメントにヘッダー型についての情報が含まれる

サーバーとクライアントの両方において,起動レジストリはヘッダークラスを,ヘッダー名とその名前が定義されている名前空間に関連付ける。ヘッダー型の名前空間が,ヘッダーを使用する呼び出し可能なインターフェースの名前空間と異なる場合は,これが重要になる

SOAP ヘッダーは,SOAP エンベロープのヘッダーセクション内のノードを表す,特別なリモート可能型です。ほかのリモート可能型と同様に,TSOAPHeader の下位クラスのパブリッシュされたプロパティは,対応するヘッダーオブジェクトの子ノードと属性に対応します。TSOAPHeader は,SOAP ヘッダーに共通の属性に対して,MustUnderstand および Actor という 2 つのプロパティを導入します。通常,SOAP ヘッダーは,1 つのメッセージをフォーカスしたメソッドではなく,呼び出し可能なインターフェース(ポート型)全体に関連する情報を表します。

アプリケーションが SOAP メッセージを受け取ると(つまり,サーバーが,呼び出し可能なインターフェースに対してメソッドを実行するように要求するリクエストを受け取ったか,クライアントがそのようなリクエストの送信後にレスポンスを受け取った場合),そのメッセージのヘッダーは,リモート可能な型レジストリに登録された,対応する TSOAPHeader 下位クラスに自動的に変換されます。これらの TSOAPHeader 下位クラスには,ISOAPHeaders インターフェースを使ってアクセスできます。ISOAPHeaders インターフェースは,呼び出し可能なインターフェースの実装クラスまたはリモートのインターフェース化オブジェクトの呼び出し可能なインターフェースから取得できます。

アプリケーションが SOAP メッセージを送信するときは(クライアントがリクエストを送信するか,サーバーがレスポンスを送信する場合),TSOAPHeader の下位クラスを作成して ISOAPHeaders インターフェースの Send メソッドを呼び出すことにより,その送信メッセージに表示するヘッダーを供給します。

関連項目