System.Insert

• 親: System

Delphi

procedure Insert(Source: <string or dynamic array>; var Dest: <string or dynamic array>; Index: Integer);

プロパティ

種類	可視性	ソース	ユニット	親
procedure	public	System.pas	System	System

説明

文字列の指定位置に部分文字列を挿入します（または、動的配列の指定位置に動的配列を挿入します）。

Delphi コードでは、Insert を呼び出すと、Source が Dest 内の Dest[Index] の位置に挿入されます。

パラメータ

名前	説明
Source	Dest に挿入する文字列または配列要素。Source が空の場合、Dest は変更されません。
Dest	挿入先の文字列または配列（操作が成功した場合に変更されます）。
Index	挿入位置。 文字列の場合、Index は、1 より小さければ 1 に設定されます。また、Dest の末尾を越えた位置になる場合は、Dest の長さに設定されます。この場合は、追加操作と同じになります。 配列の場合、System.Insert は、インデックスの位置に動的配列を挿入し、変更後の配列を返します。 メモ： Index は文字インデックスです（バイト インデックスではありません）。ただし、サロゲート ペアの部分では、インデックスは 2 ずつインクリメントされる必要があります（Unicode 仕様を参照）。Unicode 文字列内の文字を反復処理したり文字数を数える際には、サロゲート ペアは 2 文字と見なされます。

返される新しい文字列または配列を格納できるだけのメモリを割り当てられない場合、Insert は EOutOfMemory 例外を送出します。

動的配列の場合の例

  
var
  A: array of integer;
begin
  ...
  A:=[1,2,3,4];
  Insert(5,A,2); // A は [1,2,5,3,4] になる
  ...
end;

関連項目

• Concat

• Copy

• Delete

• Length

• Pos

• Delphi 組み込みルーチン

コード例

• SystemInsert（Delphi）