System.Win.ScktComp.TServerSocket.ThreadCacheSize
Delphi
property ThreadCacheSize default 10;
C++
__property ThreadCacheSize = {default=10};
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
property | published | System.Win.ScktComp.pas System.Win.ScktComp.hpp |
System.Win.ScktComp | TServerSocket |
説明
新しいクライアント接続で再使用できる最大スレッド数を指定します。
System.Win.ScktComp.TServerSocket.ThreadCacheSize は System.Win.ScktComp.TCustomServerSocket.ThreadCacheSize を継承しています。以下の内容はすべて System.Win.ScktComp.TCustomServerSocket.ThreadCacheSize を参照しています。
新しいクライアント接続で再使用できる最大スレッド数を指定します。
ServerType が stThreadBlocking ならば,サーバーソケットによって受け入れられる新しい接続ごとに独立した実行スレッドが与えられます。処理効率を向上させるために,サーバーソケットは,接続がクローズしたときにこれらのスレッドを解放しないで,キャッシュに格納します。このため,新しい接続は,接続が受け入れられるたびに新しいスレッドの作成をソケットサーバーに要求せずに,キャッシュからスレッドを再使用することができます。
ThreadCacheSize を設定すると,再利用のためにキャッシュされるスレッドの数を指定できます。ThreadCacheSize プロパティの最適値は,サーバーソケットが受け取るクライアントソケット要求の数と頻度によって異なります。ThreadCacheSize プロパティの値が小さすぎると,クライアント接続を受け入れるときに,サーバーソケットがスレッドを解放および作成するのに時間がかかってしまいます。ThreadCacheSize プロパティの値が大きすぎると,サーバーソケットが再使用されないスレッドのためにメモリをロックしてしまうことがあります。