Vcl.Graphics.TCustomCanvas.TextFlags
Delphi
property TextFlags: Longint read FTextFlags write FTextFlags;
C++
__property int TextFlags = {read=FTextFlags, write=FTextFlags, nodefault};
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
property | public | Vcl.Graphics.pas Vcl.Graphics.hpp |
Vcl.Graphics | TCustomCanvas |
説明
テキストをキャンバスに書き込む方式を指定します。
TextFlags を使用して、TextOut または TextRect メソッドを呼び出したときに、テキストが描画される方式を制御します。TextFlags は整数値で、次の定数をいくつか組み合わせたものです。
定数 | 意味 |
---|---|
ETO_CLIPPED |
指定された矩形内に適合するテキストのみが表示されます。このフラグは TextRect メソッドを呼び出すと自動的に追加されます。TextOut メソッドを使用してテキストを書き込むときは、このフラグによる影響はありません。これは描画の境界が TextExtent プロパティで決定されるからです。 |
ETO_OPAQUE |
このテキストの背景は不透明色で描画されます。このフラグを使用すると、パフォーマンスが向上しますが、テキストの矩形の背後にある画像は表示されません。 |
ETO_RTLREADING |
テキスト文字列が右から左に表示されます。これが利用できるのは、中東諸国の言語版の Windows(テキストの方向が右から左)だけです。CanvasOrientation プロパティの coRightToLeft と組み合わせて使用されることがよくあります。 |
ETO_GLYPH_INDEX |
テキストは文字配置コードの配列で、Windows GDI で直接構文解析されます。グリフのインデックス化は TrueType フォントに対してだけ適用されますが、このフラグは他のフォントとともに使用して、言語処理なしに、GDI でテキスト文字列を直接処理する必要があることを示すことができます。詳細については、Windows GDI のドキュメントを参照してください。 |
ETO_IGNORELANGUAGE |
これはドキュメントに記載されていない Microsoft フラグです。情報が記載されていないか、Microsoft のドキュメントの更新を確認してください。 |
ETO_NUMERICSLOCAL |
テキスト中のすべての数字は、現在のロケールに従った形式(桁)で表示されます。 |
ETO_NUMERICSLATIN |
テキスト中のすべての数字は、ヨーロッパの形式(桁)で表示されます。 |
ETO_PDY |
このフラグが関係あるのは、Windows API ExtTextOut を使用したときだけです。このフラグが設定されているときは、lpDx が指している配列には、値のペアが含まれます。一般に、各ペアの 1 番目の値は、隣接する文字セルの原点間の距離で、2 番目の値はフォントの垂直方向の変位です。 |