Web.HTTPApp.TWebActionItem.Default

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Delphi

property Default: Boolean read FDefault write SetDefault default False;

C++

__property bool Default = {read=FDefault, write=SetDefault, default=0};

プロパティ

種類 可視性 ソース ユニット
property published
Web.HTTPApp.pas
Web.HTTPApp.hpp
Web.HTTPApp TWebActionItem

説明

利用可能な別のアクション項目によって処理されないリクエストメッセージをアクション項目が処理するかどうかを示します。

Default プロパティを true に設定すると,現在のアクション項目は,TWebDispatcher オブジェクトが管理するアクション項目リスト内のデフォルトアクション項目になります。TWebDispatcher は,ターゲット URI の MethodType プロパティおよび PathInfo プロパティを比較することで HTTP リクエストメッセージを各アクション項目と比較します。比較して一致しなかった場合,Methodtype プロパティや PathInfo プロパティが何であっても,TWebDispatcher はデフォルトアクション項目を呼び出します。

あるアクション項目がデフォルトアクション項目として選ばれると,Enabled プロパティの値は無視されます。したがって,アクション項目が Enabled を false に設定し,Default を true に設定すると,デフォルトのアクション項目の PathInfo および MethodType がリクエストに完全に一致する場合であっても,TWebDispatcher は,まず一致するほかのアクション項目を探します。次に,一致するアクション項目がなかった場合にのみ,TWebDispatcher はデフォルトアクション項目を選択します。デフォルトアクション項目が有効な場合,これを選択してからほかのアクション項目をチェックすることもできます。それは,デフォルトアクション項目の MethodType プロパティと PathInfo プロパティがリクエストメッセージと一致しているからです。

MethodType プロパティと PathInfo プロパティが何であっても,あらゆる HTTP リクエストに対してレスポンスメッセージを作成するため,デフォルトアクション項目を作成する必要があります。この作成は,レスポンスステータスコード 404(URI が一致しなかった)あるいは 405(要求されたメソッドがサポートされていない)を設定するだけでできます。

Default プロパティを true に設定すると,前のデフォルトアクション項目の Default プロパティが false に設定されます。

関連項目