FMX.Forms.TApplication.Initialize
Delphi
procedure Initialize;
C++
void __fastcall Initialize();
プロパティ
| 種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
|---|---|---|---|---|
procedure function |
public | FMX.Forms.pas FMX.Forms.hpp |
FMX.Forms | TApplication |
説明
サブシステムを初期化する機会を提供します。
Initialize は、プロジェクトのソース ファイルによって最初に呼び出されるメソッドです。 これは、InitProc プロシージャ ポインタを呼び出します。 デフォルトでは、アプリケーションに対する Initialize の呼び出しは何も行いません。なぜなら、デフォルトの InitProc ポインタは nil (Delphi) または NULL (C++) だからです。
Initialize を使用するには、InitProc ポインタを事前に定義しなければなりません。 これを行うのに、1 つ以上の方法があります：
- Delphi では、ComObj ユニットなど、初期化セクションでプロシージャを InitProc に割り当てるユニットをインクルードすることができます。 初期化セクションでのこの割り当ては、いずれのユニットでも行うことができます。
- Delphi と C++ の両方では、値を InitProc ポインタへ割り当てる、独自の初期化プロシージャを作成し、Initialize を呼び出す前のプロジェクト ソースに、このプロシージャへの呼び出しを追加します。
メモ：Delphi では、このプロシージャ は、それが宣言されたユニットの初期化セクションに追加することができます。 C++ では、pragma start-up 指令をそのユニットで使用することができます。
警告： アプリケーション内に定義できる InitProc のインスタンスは、1 つだけです。 複数のユニットが値を InitProc に割り当てた場合、一番最後の割り当てが有効となります。 しかしながら、InitProc の以前の値を初期化プロシージャから呼び出すことができるため、すべての初期化プロシージャを実行することができます。
値を InitProc に割り当てていないプロジェクトの場合、Initialize への呼び出しは、プロジェクト ソースから安全に削除されます。
ヒント： Initialize は、メイン プロジェクト ソース コードでの最初に呼び出されるメソッドですが、GUI アプリケーションで実行される最初のコードではありません。 たとえば Delphi では、アプリケーションは、そこで使用されているすべてのユニットの、初期化セクションを最初に実行します。