System.ConvUtils.TConvTypeInfo
Delphi
TConvTypeInfo = class(TObject)
C++
class PASCALIMPLEMENTATION TConvTypeInfo : public System::TObject
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
class | public | System.ConvUtils.pas System.ConvUtils.hpp |
System.ConvUtils | System.ConvUtils |
説明
TConvTypeInfo は,登録された単一の変換型(測定単位)を示します。
TConvTypeInfo には,以下の変換型に関する情報が含まれています。
ConvFamily プロパティ。変換型が属している変換ファミリーを示す
ConvType プロパティ。変換型に対する TConvType 識別子
Description プロパティ。人間が読むことができる変換型の記述
さらに,TConvTypeInfo の各インスタンスは,変換型と,変換ファミリーの基本単位の間で変換を実行する 2 つのメソッドを定義します。いずれも,TConvTypeInfo の抽象(純粋仮想)メソッドで,RegisterConversionType 関数で作成された下位クラスによって実装されます。
RegisterConversionType を呼び出して変換型(測定単位)を登録すると,以下の 3 つの方法のいずれかで新しい単位を記述できます。
変換ファミリー,記述を指定し,新しい変換型から変換ファミリーの基本単位に変換する係数を提供する
変換ファミリー,記述を指定し,新しい変換型と,変換ファミリーの基本単位の間で変換を実行する 2 つのメソッドを提供する
プロパティで変換ファミリーおよび記述を示し,メソッドで新しい変換型と,変換ファミリーの基本単位の間で変換を実行する TConvTypeInfo の下位クラスを提供する
最初の 2 つの方法のいずれかを選択した場合,RegisterConversionType は,新しい変換型を表す特殊な TConvTypeInfo の下位クラスを作成します。
独自の TConvTypeInfo の下位クラスを作成すると,変換型ごとに似たような変換関数を 1 つずつ作成するのではなく,単一のパラメータによる変換メソッドを基にした通常の変換スキームを利用できます。したがって,変換係数を指定して変換型を登録したときに自動的に作成される TConvTypeFactor クラスは,変換係数を指定するプロパティを使って FromCommon メソッドおよび ToCommon メソッドを一度だけ実装します。