Data.Win.ADODB.TADOConnection.CursorLocation
Delphi
property CursorLocation: TCursorLocation read GetCursorLocation write SetCursorLocation default clUseClient;
C++
__property TCursorLocation CursorLocation = {read=GetCursorLocation, write=SetCursorLocation, default=1};
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
property | published | Data.Win.ADODB.pas Data.Win.ADODB.hpp |
Data.Win.ADODB | TADOConnection |
説明
接続のカーソルがクライアント側かサーバー側かを指定します。
CursorLocation プロパティを使用すると,ADO データストアに接続するために接続オブジェクトを利用するカーソルがクライアント側とサーバー側のどちらのカーソルライブラリを使用するかを示すことができます。CursorLocation の作用対象は,このプロパティの設定後に開いた接続だけです。CursorLocation のデフォルト値は clUserClient です。
クライアント側カーソルは,より高い柔軟性を提供します。すべてのデータがローカルマシンに取り出され,そこで処理されます。結果として,データのソートや復元,追加のフィルタ処理のような処理は,通常はサーバーでサポートされません。SQL 文はサーバーで実行されるので,WHERE 節で結果セットに制約を加える文では,ローカルカーソルに取り出されるのは縮小結果セットだけです。
サーバー側カーソルは低い柔軟性しか提供しませんが,大きな結果セットにとってより都合のよい(必要な)ものです。結果セットの完全なサイズがクライアント側カーソルを作成するために必要なディスク空間を超える場合に,サーバー側カーソルを使用することが必要になります。また,多くのサーバーは単一方向カーソルだけをサポートしています。このため,結果セットでデータセット内のレコードポインタを後方に(1 レコードでも)移動することはできなくなります。