Data.Win.ADODB.TADOLockType
Delphi
TADOLockType = (ltUnspecified, ltReadOnly, ltPessimistic, ltOptimistic,
ltBatchOptimistic);
C++
enum DECLSPEC_DENUM TADOLockType : unsigned char { ltUnspecified, ltReadOnly, ltPessimistic, ltOptimistic, ltBatchOptimistic };
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
enum | public | Data.Win.ADODB.pas Data.Win.ADODB.hpp |
Data.Win.ADODB | Data.Win.ADODB |
説明
TADOLockType は使用されるロックの種類を指定します。
TADOLockType を実行メソッドとともに使用すると,編集時に使用されるレコードのロックの種類を指定できます。Lock 型の値では,レコードセットに使用するロック制御スキームがオプティミスティックかペシミスティックかを指定できます。特定のロック制御スキームを使用するには,プロバイダとデータベースの種類がそのスキームをサポートしていなければなりません。ltUnspecified を使用すると,プロバイダにデフォルトロック制御スキームを使用させることができます。LockType ltBatchOptimistic を使用すると,レコードセットをバッチ更新モードで開くことができます。
TADOLockType 値はコマンド実行メソッドのパラメータとして使用するのに加えて,実行に関連のあるイベントハンドラに var パラメータとして渡されます。この値は実行が開始されたときにすでに使用されていたロックの種類を示します。たとえば,TADOConnection. ::OnWillExecute イベントの LockType パラメータは,このようなパラメータの例です。
TADOLockType 型を構成する定数は,同じ名前を持つ LockTypeEnum 値に直接対応します。これらの値の詳細は,ADO Recordset オブジェクトの LockType プロパティのトピックで Microsoft Data Access SDK ヘルプを参照してください。また,ADO 定数とその効果の詳細は,SDK を参照してください。
TADOLockType は,次の表に示す 5 つの定数から構成されます。
ロックの種類 | 意味 |
---|---|
ltUnspecified |
特定のロックの種類が指定されていないか,判定されていない |
ltReadOnly |
読み出し専用。現在の実行ではデータを変更できない |
ltPessimistic |
ペシミスティックロック。レコードに編集モードが適用されるときにレコード単位でインスタンス化されるロック |
ltOptimistic |
オプティミスティックロック。ロックはレコード単位で開始される。ただし,更新が適用されレコードが更新中のときのみ |
ltBatchOptimistic |
オプティミスティックバッチ更新。直接更新モードではなくバッチ更新モードで使用される |