FMX.Graphics.TPathData.Data
Delphi
property Data: string read GetPathString write SetPathString stored False;
C++
__property System::UnicodeString Data = {read=GetPathString, write=SetPathString, stored=false};
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
property | published | FMX.Graphics.pas FMX.Graphics.hpp |
FMX.Graphics | TPathData |
説明
現在の TPathData を、文字のシーケンスで示します。
Data は、文字で構成される文字列で、現在の TPathData の型と、基本形の頂点の座標を示します。Data を設定すると、TPathData を基本形で定義および設定することができます。
設定の際、Data 値は次の構造を取ります:
'文字' '点 または 値'[ '次の形']
'文字' は、形の種類を示します。
'点 または 値' は、点の座標か、形を定義する値を示します。
移動点または直線は 1 つの点によって示され、曲線は 3 つの点によって示されます。直線が垂直または水平だった場合には、それぞれ、直線の終端の Y または X 座標を指定するのみで済みます。
頂点の座標は、「,」(カンマ)または「 」(空白文字)で区切られます。2 つの連続した形も、「,」または「 」で区切られます。形が、複数の点や値で定義される場合は、それらは、「,」または「 」で区切られます。
'文字' には、次の値が設定可能です:
値 | 意味 |
---|---|
'z' |
閉じたパスを定義 |
'Z' |
閉じたパスを定義 |
'M' |
MoveTo を呼び出して移動した点を定義。'M' の後に複数の点があった場合、その文字列に現れた順で点をつなぐ、直線が追加されます。 |
'm' |
MoveToRel を呼び出して移動した点を定義。 'm' の後に複数の点があった場合、その文字列に現れた順で点をつなぐ、直線が追加されます。 |
'L' |
1 つまたは複数の直線のシーケンスを定義。LineTo を呼び出して追加されます。追加された直線は、その文字列に現れた順で点をつなぎます。 |
'l' |
1 つまたは複数の直線のシーケンスを定義。LineToRel を呼び出して追加されます。 追加された直線は、その文字列に現れた順で点をつなぎます。 |
'C' |
1 つまたは複数の曲線のシーケンスを定義。CurveTo を呼び出して追加されます。 追加された曲線は、その文字列に現れた順で点をつなぎます。 |
'c' |
1 つまたは複数の曲線のシーケンスを定義。CurveToRel を呼び出して追加されます。 追加された曲線は、その文字列に現れた順で点をつなぎます。 |
'S' |
1 つまたは複数のスムーズな曲線のシーケンスを定義。SmoothCurveTo を呼び出して追加されます。 追加された曲線は、その文字列に現れた順で点をつなぎます。 |
's' |
1 つまたは複数のスムーズな曲線のシーケンスを定義。SmoothCurveToRel を呼び出して追加されます。 追加された曲線は、その文字列に現れた順で点をつなぎます。 |
'H' |
直線を定義。HLineTo を呼び出して追加されます。 |
'h' |
直線を定義。HLineToRel を呼び出して追加されます。 |
'V' |
直線を定義。VLineTo を呼び出して追加されます。 |
'v' |
直線を定義。VLineToRel を呼び出して追加されます。 |
'A' |
弧を定義。弧は、中心点、親の楕円の半径線、弧の角度、2 つのフラグ、および、終点で定義されます。 |
'a' |
弧を定義。 弧の座標は、TPathData の最後の点から、算出されます。弧は、中心点、親の楕円の半径線、弧の角度、2 つのフラグ、および、終点で定義されます。 |
例:
//始点を (20,20) へ移動
// 3 つの直線、1 つの曲線、1 つの弧を追加
Mypath.Data:='m20,20 L40,10 50,30 140,100 C20,30 100,180 250,200 A15,15,90,90,90,150,150 z';
取得の際、Data 値は次の構造を取ります:
'文字' '点'[ '次の形']
'文字' は、形の種類または点を示します。
'点' は、形を定義する点を示します。
'文字' には、次の値が設定可能です:
値 | 意味 |
---|---|
'Z' |
閉じたパスを定義。 |
'M' |
移動した点を定義。 |
'L' |
直線を定義。 |
'C' |
曲線を定義。 |
例:
str:=Mypath.Data;
//結果は次の通り: str='M 20,20 L 40,10 L 50,30 L 140,100 C 20,30 100,180 250,200 Z ';
関連項目
- FMX.Graphics.TPathData.Points
- FMX.Graphics.TPathPointKind
- FMX.Graphics.TPathData.ClosePath
- FMX.Graphics.TPathData.CurveTo
- FMX.Graphics.TPathData.CurveToRel
- FMX.Graphics.TPathData.HLineTo
- FMX.Graphics.TPathData.HLineToRel
- FMX.Graphics.TPathData.LineTo
- FMX.Graphics.TPathData.LineToRel
- FMX.Graphics.TPathData.LastPoint
- FMX.Graphics.TPathData.MoveTo
- FMX.Graphics.TPathData.MoveToRel
- FMX.Graphics.TPathData.SmoothCurveTo
- FMX.Graphics.TPathData.SmoothCurveToRel
- FMX.Graphics.TPathData.VLineTo
- FMX.Graphics.TPathData.VLineToRel