FireDAC.Comp.Client.TFDCustomUpdateObject.Apply
Delphi
procedure Apply(ARequest: TFDUpdateRequest; var AAction: TFDErrorAction; AOptions: TFDUpdateRowOptions); virtual; abstract;
C++
virtual void __fastcall Apply(Firedac::Stan::Option::TFDUpdateRequest ARequest, Firedac::Stan::Intf::TFDErrorAction &AAction, Firedac::Stan::Option::TFDUpdateRowOptions AOptions) = 0 ;
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
procedure function |
public | FireDAC.Comp.Client.pas FireDAC.Comp.Client.hpp |
FireDAC.Comp.Client | TFDCustomUpdateObject |
説明
DataSet 内の現在のレコードのレコード更新要求をデータベースに適用します。
Apply を呼び出すと、現在の DataSet レコードの変更内容をデータベースに適用できます。
標準の実装(TFDUpdateSQL)では、SQL 文のパラメータを設定し、その SQL 文を実行してレコードを更新します。ARequest
は更新の種類を示します。TFDUpdateSQL の場合は、実行する SQL 文を指定します。適切な SQL 文が指定されない場合、FireDAC では、TFDAdaptedDataSet.UpdateObject が指定されない場合と同様に、デフォルトの SQL 文を生成します。
Apply は主として、OnUpdateRecord イベント ハンドラから更新文を手動で実行するためのものです。
ARequest
、AAction
、AOptions
の各引数値は、Apply メソッドの対応する引数に割り当てられる必要があります。
ARequest
の取り得る値は以下のいずれかです。
値 |
意味 |
TFDUpdateSQL のプロパティ |
---|---|---|
|
データベースにレコードを挿入します。 |
InsertSQL |
|
データベースにレコードを更新します。 |
ModifySQL |
|
データベースからレコードを削除します。 |
DeleteSQL |
|
データベース内のれこーどをロックします。 |
LockSQL |
|
データベース内のレコードに対するロックを解除します。 |
UnlockSQL |
|
データベースからレコードを取得します。 |
FetchRowSQL |
|
データベース内の Oracle BLOB/CLOB 値を更新します。 |
- |
|
レコードに挿入するジェネレータ値を取得します。 |
- |
AAction
は、Apply メソッドの完了ステータスを返し、呼び出し元のコードでどのような処置を取るべきかを指定します。通常、このステータスは FireDAC コードで使用されます。Apply メソッドが OnUpdateRecord イベント ハンドラから呼び出される場合は、イベント ハンドラの AAction
引数を Apply メソッドの AAction
引数に割り当てます。そうでなければ、eaDefault
を初期値として使用します。
AOptions
は、追加オプションを指定します。Apply メソッドが OnUpdateRecord イベント ハンドラから呼び出される場合は、イベント ハンドラの AOptions
引数を Apply メソッドの AOptions
引数に割り当てます。 そうでなければ、[]
を値として使用します。
関連項目
- 更新のポスト処理のオーバーライド
- FireDAC.Comp.Client.TFDUpdateSQL
- FireDAC.Comp.Client.TFDAdaptedDataSet.UpdateObject