IBX.IBServices.TRestoreOptions
Delphi
type TRestoreOptions = set of TRestoreOption;
C++
typedef System::Set<TRestoreOption, TRestoreOption::DeactivateIndexes, TRestoreOption::ValidationCheck> TRestoreOptions;
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
set typedef |
public | IBX.IBServices.pas IBX.IBServices.hpp |
IBX.IBServices | IBX.IBServices |
説明
TRestoreOption と TRestoreOptions は,InterBase データベースを復元するときに実行される操作を示します。
TRestoreOptions は,TRestoreOption 値のセットです。次の表に,指定できる値を示します。
DeactivateIndexes |
通常,InterBase は,データベースを復元するときにインデックスを再構築します。データベースをバックアップしたときに一意のインデックスに重複したエントリが含まれていた場合,復元処理は失敗します。(大量のレコードの挿入やインデックスの再構築などの目的で)インデックスが一時的に使用停止になっていた場合,データベースに重複値が含まれる可能性があります。 この場合に正常に復元処理を行うためには,DeactivateIndexes に true を設定します。これにより,インデックスは使用停止となり,再構築されなくなります。 |
NoShadow |
通常,InterBase は,データベースを復元するときにあらかじめ定義されたデータベースシャドウを再構築します。シャドウが構築されないようにするには,NoShadow オプションに true を設定します。 |
NoValidityCheck |
すでにデータが入力されているデータベースで検査条件を再定義した場合,データはその検査条件を満足していない可能性があります。この事実は,データベースの復元処理において無効データに関するエラーが出力されるまでおそらく発見されません。 無効データを含んでいるデータベースを復元するには,NoValidity に true を設定します。これにより,検査条件がメタデータから削除されます。データベースを復元した後,新しい整合性制約にしたがってデータを変更して有効にします。次に,削除した制約を追加します。 重要:メタデータを定義し直す場合は,その前に必ずコピーを作成してください。たとえば,TIBBackupService の Options プロパティの MetadataOnly オプションを使用します。 |
OneRelationAtATime |
OneRelationATime に true を設定すると,一度に 1 つのテーブルずつ,メタデータと各テーブルのデータを一緒に復元できます。 このオプションは,バックアップファイルを復元するときに問題が発生した場合(たとえばデータが壊れていたり,整合性制約によって無効となっている場合)に便利です。 |
Replace |
Replace に true を設定しない限り,アプリケーションは既存のデータベースファイルを上書きできません。このオプションが設定されていないまま既存のデータベース名を使ってデータベースを復元しようとした場合,復元処理は実行されません。 重要: 既存のデータベースファイルをクライアントが操作しているときにそのデータベースを復元してはなりません。安全なやり方としては,最初に既存のデータベースファイルの名前を変更してからデータベースを復元し,必要であれば古いデータベースを削除またはアーカイブ化します。 |
CreateNew |
データベースを新しいファイルに復元するには,Create オプションに true を設定します。 |
UseAllSpace |
InterBase はデフォルトで,各データページの容量の 80% が埋まるようにデータベースを復元します。各データページを 100% 使ってデータベースを復元するようにアプリケーションを設定するためには,UseAllSpace オプションに true を設定します。 |